2016年5月11日水曜日

T君と5年振りの再会

協力隊時代に知り合ったモンゴル人のT君。以前にもこのブログで紹介したこともある彼が5年振りに日本にやって来ました。今回は2年間、MBA取得のための留学です。しかも自己負担ゼロの奨学生として。

再会してまず驚いたのは彼の日本語能力。既に日本語能力検定1級に合格していた5年前も日本人並みの会話能力があったのだけど、今はもう日本人以上(笑)。豊富な語彙と表現能力、それに徹底したロジカルな話法に舌を巻きます。この5年間、モンゴルで日本人を相手にビジネスで成果を納めて来たのは伊達じゃないです。

話題も、彼が描いている起業プランについてや、戦後の日本人起業家、出版文化、自助論、司馬遼太郎さんなど多岐に渡り、それら全てに独自の見解を披露してくれてとても刺激的でした。分かっていたけど超優秀とは彼のことを言うのだなと。

異なる視点からの面白い話だったのは日本への留学制度について。日本への留学制度は、言語や経済面での敷居が高く、英語圏と比較して課題をクリアするのが相当難しいらしい。私としては、優秀な人材を呼び込むためにも、もっと難易度を下げた方がいいのではと主張したが、彼曰く「優秀な人材」という点にに特化するなら、逆に今の難しい制度の方が本当に「優秀な人材」しかパス出来ないので良いという。ロジカルで納得です。

そんなこんなで3時間近く密にお話しをすることが出来ました。帰りに起業する彼への参考としてマザーハウスの店舗に行き、私が尊敬する起業家である山口さんの「裸でも生きる」をプレゼントした。彼ならきっと山口さんにも負けないくらいの起業家になると思う。本当に楽しみだ。

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