2016年6月23日木曜日

シチズンフォー


ドキュメンタリー映画「シチズンフォー」を見てきた。米国の監視社会の現実を暴いたスノーデン事件。その舞台裏を見れて、スノーデン氏がなぜ告発したのか、そして告発に至るまでのプランが垣間見れて、とても興味深かった。

映画は欧米では2014年に公開されていて日本では約2年遅れとなる。それでも安倍政権が幅をきかせる今の日本にとっては、権力による監視社会にどう向き合うべきか、そのことを考えるタイムリーな内容だった。私がみた劇場では上映期間が約2週間と短かかったのが残念。

TV業界をはじめ、日本のメディアは政権の意向を忖度して、中立性を言い訳にしながら、積極的に権力を迎合していないだろうか。市民も自分が被害にあわなければそれで良いと社会問題に無関心になっていないだろうか。おかしいことをおかしいと言えない。それは自由の死だ。

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