東京新聞 2016.6.3
普段の生活で一番身近な消費税。案外その実態は知られていない。勉強になる記事を見つけたので、忘れないようにポイントをメモしておく。
1. 名前がデタラメ
消費税というより「取引税」。全ての商品、サービスに対し、小売り、卸、仕入れなどあらゆる流通段階でかかる税金。
2. 必ずしも価格に転嫁されない
競合他社が近隣にある時など、価格に消費税を転嫁せず売り手側が自腹を切るケースがある。自腹を切っても利益を出そうとすれば、当然従業員賃金カットに繋がる。
3. 納税義務者(売上高1000万円以上)が納付するのは、売上高の消費税額(A)−仕入れのために支払った消費税額(B)。
派遣社員を「仕入れ」ることは(B)額が増え、消費税の節税に繋がるという非正規雇用増のインセンティブとなる。
以上。
フランスの給与明細書は、税金が国家予算のどの分野にどれだけ使われているか明示されているらしい。そうすれば納税者意識は格段に向上すると思う。自分の税金が、軍事費や原発に使われるのは嫌だ。もっと納税者意識をもたなアカン。
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