シニア世代がもうひと花咲かせるエンタメ作品や、働く女性を応援するトレンディドラマはもはやテンプレ化しているけど、この映画はその既存のテンプレを掛け合わせてイノベーションを起こしてしまったような作品。馴染み深いのにものすごく新鮮に感じた。
印象に残ったのは、冒頭の採用シーン。自己紹介をYouTubeで送り、その後一対一の面談を別々の人と3回行う。それもかしこまった感じではなく、カフェで雑談するようなフランクさで。センスを感じる採用方法だと思った。アメリカだと一般的なのかな??
この映画、予告編だとその面白さや素晴らしが残念ながら伝わってこない。逆に言えばインパクトで勝負する作品ではなく、丁寧な心情描写と一つ一つの場面の美しさで観客を惹きつける内容となっている。あと、これぞザ・ジェントルマンと言わんばかりの役を演じるロバートデニーロの、ほんわかとする可愛らしさを見れるだけでも価値があると思う。
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