それで次に読んだのが坂口さんと渡辺京二さんの対談が冒頭に掲載されている『気になる人』。対談と言うより坂口さんに対する渡部さんのインタビューで、150キロの直球で内角を抉るような質問がすごかった。坂口さんも普通に打ち返していたし。50ページにも満たない短い対談だけど、坂口さんの思考に対する理解がとても深まる内容だった。
渡部さんは『気になる人』で坂口さんの他にも何人かインタビューされていて、そのどれもがアットホームな雰囲気があって、まるでその場にいるような心地良さがあった。今まで読んだことのない対談だった気がする。渡部さんと相手の方が「熊本」という共通点で結び付いていたからかも知れない。インタビューする側とされる側の理想の関係の一つとして、この本はありなんじゃないかと思う。
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