2012年12月31日月曜日

2012 Best Album

2012年の私的ベストAL。

今年最もカッコよかったAL。ブルース・スプリングスティーンの「Wrecking Ball」。この作品を聴いてロックの全てを表現したような音楽だと思った。彼は今の日本に一番いてほしいアーティスト。邦版ライナーノーツの湯川れい子さんの文章もかっこよかった。
今年はHR/HMのALを例年の10倍くらい本当によく聴いた。中でもこのストーンサワーのコンセプトAL「House Of Gold~」を一番聴いた。単純にメロデーが優れている。どんなに攻撃的で激しい演奏でも心地よく聴けてしまう。

タワレコの視聴コーナーで発見したAL。渋谷HMVが閉店してから店舗で視聴したALをそのまま買うことが少なくなった。ネットでも視聴できるけど、なんか違う、掘り出し物を見つけた感がない。このALは今年一番の掘り出しもの。脱力感のあるエレクトロポップ。ジャケも好き。


今年発表されたグリーン・デイ3部作のラスト「Tre」。他の2枚もいいが3枚の中で一番好き。「99レボリューション」を聴いたとき、丁度選挙時だった。前の総選挙でもグリーン・デイは「文句があるなら選挙に行こうぜ!」と言っていた。彼らは世界中で最も身近に感じられる最もメジャーなアーティストだと思う。

邦版タイトルには熱力学第二法則と書いてある。ロッキンオンのインタビューでも話が宇宙に飛んで、なんかもう凄すぎて訳がわからない。音楽以外でMUSEってこんな面白いバンドだったんだという発見があった。AL自体は突出した傑作とは思わないけど、前作からの文脈を含めて結晶化した勝利者の作品だと思う。