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2015年2月8日日曜日

マリリン・マンソン 「ペイル・エンペラー」

マリリン・マンソンの新譜がかなりいい。ボートラ3曲を含む全13曲のどれもがタイトでとても密度の高いアルバムになっている。

特にボートラで収曲したアコースティックな3曲がいい。アコースティックな楽曲の方が意外にマンソン独特の悪魔的な印象が冴える。スモーキーな雰囲気もキャリアに応じた渋みを感じさせる。これを機にこのスタイルでAL1枚発表してほしい。

スモーキーで言うと最近はブラック・クロウズのALも遡って聴き返している。土煙薫る音楽はEDMの時代にはかえって新鮮に聴こえる。流行に疲れたらぜひお試しあれ。

2012年12月31日月曜日

2012 Best Album

2012年の私的ベストAL。

今年最もカッコよかったAL。ブルース・スプリングスティーンの「Wrecking Ball」。この作品を聴いてロックの全てを表現したような音楽だと思った。彼は今の日本に一番いてほしいアーティスト。邦版ライナーノーツの湯川れい子さんの文章もかっこよかった。
今年はHR/HMのALを例年の10倍くらい本当によく聴いた。中でもこのストーンサワーのコンセプトAL「House Of Gold~」を一番聴いた。単純にメロデーが優れている。どんなに攻撃的で激しい演奏でも心地よく聴けてしまう。

タワレコの視聴コーナーで発見したAL。渋谷HMVが閉店してから店舗で視聴したALをそのまま買うことが少なくなった。ネットでも視聴できるけど、なんか違う、掘り出し物を見つけた感がない。このALは今年一番の掘り出しもの。脱力感のあるエレクトロポップ。ジャケも好き。


今年発表されたグリーン・デイ3部作のラスト「Tre」。他の2枚もいいが3枚の中で一番好き。「99レボリューション」を聴いたとき、丁度選挙時だった。前の総選挙でもグリーン・デイは「文句があるなら選挙に行こうぜ!」と言っていた。彼らは世界中で最も身近に感じられる最もメジャーなアーティストだと思う。

邦版タイトルには熱力学第二法則と書いてある。ロッキンオンのインタビューでも話が宇宙に飛んで、なんかもう凄すぎて訳がわからない。音楽以外でMUSEってこんな面白いバンドだったんだという発見があった。AL自体は突出した傑作とは思わないけど、前作からの文脈を含めて結晶化した勝利者の作品だと思う。

2012年9月10日月曜日

Stephen Malkmus & the Jicks



最近のヘビロテ。Stephen Malkmus & the Jicksの「Mirror Traffic」。

Stephen Malkmusは元ペイブメントのフロントマン。なので音はペイブメントっぽい。リラックスして聴き流せて気持いい。ずっと聴いてるとなんかもうどうでもよくなってくる。全部(笑)。

今月は来日公演がある。これを逃すと当分なさそう。なので行きたいのだけど、この音を聴いていると全く気合いが入らない。行く気が削がれる。困ったものだ。どうしよう。



2012年4月6日金曜日

レッギング・ボール



久しぶりに洋楽の国内盤を買いました。ブルーススプリングスティーンの「レッギング・ボール」です。

Amazonのレビューが高評価だったことや、ロッキンオンの渋松対談でも持ち上げられていたので期待していたのだけど、本当に良いアルバムで満足しています。

アルバムを象徴するリードトラック「we take care of our own」がグッときます。自分たちのことは自分たちで何とかする、しなくちゃいけない。シンプルな読み取りですが、3.11後の日本社会を考えずにはいられません。

ずっと前にグリーンデイが日本の新聞広告に起用されたことも思い出しました。その時は「文句があるなら選挙行こうぜ」だった気がします。

民主主義とは何なのか、日本人にはもしかしたら永遠にわからないのかも知れないと思ったりもします。日本人に生まれたことは最高にラッキーなことだと思います。だけど民主主義に関しては欧米を羨ましく思います。


4/6追記:日本盤解説の湯川れい子さん文章がカッコよかった。下記に一部抜粋。

私たち日本人も、自分たちの決意と責任とで、自分たちの今日と明日を守らなければいけないのだと、誰もがそれぞれに思い始めているのではないだろうか。さもなければ、この失望と閉塞感の中では、もはや息をするのも苦しくなって、生きる力を失ってしまう。

私は負けたくない。政治にも、自然の猛威にも、放射能にも。決してあきらめたくない。子供たちと、明日という未来のために―。

2012年1月19日木曜日

2011☆私的BESTアルバム



The Kills : Blood Pressures



Kasabian : Velociraptor



N'夙川ボーイズ : Planet Magic



Radiohead : The King Of Limbs



PJ Harvey : Let England Shake



Incubus : If Not Now, When?



Foo Fighters : Wasting Light



Arctic Monkeys : Suck It And See



The Strokes : Angles



Perfume : JPN


以上。私的2011年BESTアルバムでした☆豊作な1年だったと思います♪

2011年9月27日火曜日

近況報告です



ご無沙汰です。繁忙期から開放されず苦しい状況が続いています。はぁ。←小さくため息。パートナーが出張でヨーロッパに行ってしまったので、こういう時こそSUAGE書いて応援したいです。

まずは近況報告。とにかく仕事で忙しい日々です。来月から人材補強がされるのでそれまであと人踏ん張り。頑張ります!

でも読書はしています。こころの栄養なので。最近読んだ本。


野口悠紀雄『大震災からの出発』


雨宮処凛『14歳からの原発問題』


広瀬隆『福島原発メルトダウン』


小出裕章『原発のウソ』

喉元過ぎれば…という最近の空気にちょっと辟易しています。つい先日、上関町では原発推進派の現職町長が再選(記事はコチラ)。色々な社会、歴史的事情があるのでなんとも言えない部分はあるが、やはりショック。

その色々な事情はこの本を読むとよく理解できる。


開沼博『「フクシマ」論』

「博」という名が相応しいこれぞ研究者、という内容の一冊。いま読むべき一冊だと思います。

本の話→映画や音楽


カサビアン「ヴェロキラプトル!」

カサビアンの新譜がいい。あまりにもカッコイイので最近ずっと聴いてます。久々にアンダーグラウンドに潜った感じの危険な香り120%のゾクゾクするALです。(←分かる??)

年明けにはライブハウスでのツアーも決まり超楽しみ。







映画は大自然に癒されたり、自然の畏敬を感じたり、モテてみたくなったり、そんな感じ。「ヒマラヤ」は良かった。人間の頑丈さを知った気がする。



その他にも秩父や六義園に朝の散歩しに行ったり、友だちと飲んだり、講演会聴きに行ったり、、こうして書いていくと忙しい中でも案外いろいろしてますね。

2011年9月12日月曜日

『経済危機のルーツ』



今日の一冊。経済学者、野口悠紀雄氏の『経済危機のルール』。

最近読んだどの経済本よりも分かりやすく、面白く、ためになった。

経済の内容で350Pを越える厚さなのに一気に読み進めることが出来た。経済学部でもないのに。これってすごいことだと思う。

難しいことを平易な文章で説明できること。自身の体験談やアネクドートを織り込みながら読み手を飽きさせないこと。そして何より内容が専門的で勉強になるということ。

一流の学者は一流の書き手でもあることが証明されている一冊だと思う。

日本経済が不況にある原因や、立ち直れない理由、それらを踏まえて、これからの方策に関心のある人(無い人はやばい)は素通りしない方がいいと思う。

2011年3月9日水曜日

R.E.Mの新譜が素晴らしい



ものすごく久し振りのSUAGE日記です。花粉症がほんとうにひどくて弱ってま(す)した。鼻がツマッテ大好きな読書に集中できない。目がかゆくて映画もみれない。毎年この時期は大変です。

でも、音楽は花粉に影響されずに楽しむことができる。そういうわけで他の趣味を補う分も含めて音楽を聴きまくっています。で、本日発売のR.E.M「Collapse Into Now」がめちゃんこ素晴らしい。キャリア30年の充実を感じさせる大傑作です。

ロッキン・オンでのインタビューもよかった。

Q:世の中というのは、よりよくなっていると思いますか?、との質問に対し、

「世の中というのは、いつだって良くなるのと同時に悪くなるものなんだ。なぜなら人間が本質的に、良い面と悪い面を持っているからね。」(インタビュー本文より)

政治的な意味合いを持った作品や「人生」をテーマにした歌詞なども多いR.E.Mだからこその深みを感じる。現実に向き合っているバンドは多々あるけど、それで30年以上第一線で活躍しているバンドはほぼ皆無。すごい次元で音楽をしているのだと思う。

まだライブで聴いたことがないので一度聴いてみたい。今年来そうな予感もするけど、どうかな。

2011年2月4日金曜日

アソビ・セクス「フローレサンス」



同期柔道隊員O君がモンゴルの子どもたちをつれて東京にやってきた。モンゴルでの活動や、他の隊員の近況などを聞いて少し懐かしくなった。それぞれの道でそれぞれが頑張っている。

大好きなバンド、アソビ・セクスの新譜が発売された!!タイトルは「フローレサンス」。アソビ・セクスっぽい。ラッシュのアルバムを手掛けたアーティスによるジャケットもそれっぽい。期待に胸が高まる。

まだほんの数回しか聴いていないけどイイ。楽曲の内容は、傑作である2nd「シトラス」とサウンドの幅を広げた3rd「ハッシュ」の中間をとったような感じ。グルーヴも広がりも深みもある。

今年はレディヘやレッチリといった大物アーティストたちのリリースも控えているし、今月にはディスメンバメントプランやライアーズといったレアなライブもある。すごくワクワクする音楽環境だ。


(Asobi Seksu : Perfectly Crystal)

2011年1月21日金曜日

『身体知』



今日の一冊『身体知』。内田樹氏と三砂ちづる氏の「身体とコミュニケーション」に関する対談本。内田さんの対談本は、両者がとてもいい気分で話を進めている感じが伝わってきて、こちらも穏やかな気持ちで読み進めることができる。

身体能力を高める着物の効用について。

「着物を着ていると、洋服の場合よりも身体の使い方に意識的になりますね。自分がこれからどういうふうな空間をどういうふうに移動するか、それをしっかり予測しておかないと動けないから~~」(本文より)

着物は、その艶やかさから視覚的特徴に注目が(特に海外では)集まりがちな気がする。でもその効用に意識を向けるともっと驚かされる発見がある。それは伝統文化の歴史体験に感動するような体験なのかも知れないと思う。こういう知識は繋げていきたい。

話⇒転

「身体とコミュニケーション」ということで、モンゴル人から学ぶべきだと常々考えているコミュニケーションがある。(ブログで何度か紹介しているかも)

モンゴルでは混雑しているバスや街中で、誤って人の足を踏んでしまうことがよくある。そのときモンゴル人は踏んでしまった相手の手を握って"ごめんね"の意思表示をする。

最初は急に腕を掴まれたりするので慣れなかったけど、しばらくするとこちらからも同じことができるようになった。むしろしないと気持ち悪いくらい。

これは「謝意」のほか「私はあなたの敵ではありません」の意味があるらしい。内田氏の本で武術の本意とは「敵を作らないことにある」と読んだ気がする。そういう意味でもとても優れたコミュニケーション方法だと思う。

日本では昔、武士同士が道でお互いの鞘がぶつかると「無礼」といって斬ってしまうのが当たり前だったそう。(本文の内容)だから鞘の先端まで「自分の身体」として意識が及んでいたらしい。斬るという行為はいまの時代ではどうかと思うが、身体が鋭敏なコミュニケーションと結びついていてはっとさせられた。

2010年12月17日金曜日

デンジャーデイズ



久し振りの今日の1枚。マイケミカルロマンスの新譜「デンジャーデイズ」。今年の終盤で発売されたこの傑作は、きっと各誌の2010年ベスト・ディスクにランクインすると思う。

コンセプトアルバム的な内容だった前作と比べると、今作は一曲一曲に込められた熱量がすさまじい。なんでも"過ぎる"と良くないと思うのだが、ポジティブ過ぎるというのは案外いいものかも知れない。そんな気持ちになってしまうくらい突き抜けている。


ロッキンオン1月号のフロントマン、ジェラルドのインタビューが良かった。

「以前の僕は、義務のようなものを感じていたというか、人にカタルシスを与えるためにやる必要がある曲(キャンサー:息を呑むほど美しいメロディーなバラード)だと感じていたのかもしれない。でも今はもうカタルシスのためにやっていると思わないから」

ファンに対して真剣で、そしてなんとなく内面の優しさがにじみ出てくる言葉のように感じた。実際、ジェラルドの声は間違いなく優しくなっている。癒しではなく優しくなっている。

ブルーハーツでヒロトが証明したように、パンクロックの本質は優しさなんだと思う。不完全なもの、欠けているものに対する優しさ。今回のマイケミのジェラルドもそういうレベルで音楽をやっているのだと思う。

横浜アリーナでの二日間の公演も決定している。本当にすごいバンドに成長したと思う。必ず観にいく。

2010年8月29日日曜日

そら : タテタカコ



カンヌ受賞映画『誰も知らない』の主題歌「宝石」を歌ったタテタカコのミニアルバム。

「宝石」以外にも「太陽」「傷」「あの人」など宝石のような名曲が収録されている。とってもおススメの一枚。

壊れそうなくらい透明感がタテタカコの魅力だと思う。どこか童話的で郷愁も感じる曲が多い。

どこのシーンにも属さない、ちょっと不思議で現実離れした存在は超個性的でたまらなく好き。

2010年8月17日火曜日

Swallowtail Butterfly : あいのうた

charaの曲で一番好きなのが「あいのうた」と「ミルク」。両曲ともライブでは定番だったのだけど「ミルク」は別れた旦那の浅野忠信への歌だから演らなくなるのかなぁ。

「あいのうた」は唐突に聴きたくなる。自分じゃよく分からない気持ちを抱えてしまったときに聴くとなんか救われる。

2010年7月24日土曜日

Taylor Swift



テイラー・スウィフトの「フィアレス」よく聴いています。昨年アメリカで最も売れたアルバム(321万枚)です(さっき知りました)。

特別に歌が上手いとか、信じられないくらい曲がいいとか、レディ・ガガのように完璧ではないのにNo1セールスを記録したのは快挙だと思う。

ティーンの女の子が共感する歌詞。そして憧れる容姿。この二つを押さえてしまったら無敵に強い。日本でもそうだし、どの国でもそれは一緒なんだと思う。

さらにじっくりと聴きこむと男女問わず惹き込まれる要素に出くわす。

一生懸命さと拙さが同時に表現される歌声。それがリスナーとの距離をとっても近付ける。そして、これからもずっと応援したくなる雰囲気をつくる。見守りたくなるような存在。そう思う。

2010年7月11日日曜日

Hole : Nobody's Daughter



Holeの復活作「Nobody's Daughter」を聴きました。復活といってもオリジナルメンバーはコートニー・ラヴだけだけど。

最近、AC/DCとかストーンズとかマドンナとかちょっとおかしいくらいに年齢を感じさせない超絶なアーティストたちが活躍しているけど、コートニーは違う。すごく枯れた感じになったように思う。でもそれがカッコいい。

剥き出しの感情を吐き付けるようにロックする。カート・コバーンとダブって見えてしまった。あらためて夫婦だったんだな、と思う。

混乱した時代なのになぜか洗練されたロックが多いと思っていた。こういう毒気のあるロックをもっと求めているんだと思った。

2010年6月11日金曜日

Broken Social Scene

Broken Social Scene の新譜がすごくいい。


(Broken Social Scene:All to All)

今作が5枚目。センスの良さは相変わらず。飽きずにじっくり聴き込める曲もあるし、一聴してやられてしまうような即効性のあるポップな曲もある。

もともとトップアーティストたちが集まって始まったバンド。バンド編成も5人から20人超っていうくらいに固定していない。なんかシェアハウスの住民たちみたいだ。気の合う人たちで集まって常にやりたいことをやっている自由度の高いバンドだと思う。

今年はフジで2回目の来日を果たす。MUSEとかぶらなければみたいのだけど。無理かなぁ。

2010年5月6日木曜日

The The Element of Freedom : Alicia Keys

アリシアの新譜がすごくいい。連日繰り返し聴いてます。時間も場所も選ばずにいつもで気持ち良く聴ける本当にいい音楽です。アルバム買って聴いてみて下さい!

2010年5月5日水曜日

アークティック、ハムバグにみる多様性

昨年の私的BEST盤の5位アークティック・モンキーズの三作目「ハムバグ」(詳しくはコチラ)。大学の後輩が買ったみたいなので久し振りに聴いてみた。ちなみにこの友人は同日に私的BEST4位のUtadaも購入してる。いいね。



このアルバムのすごいところはバンドがシーンの第一線で生き残るための"正解"を見事に表現していることだと思う。

その"正解"とは、バンドが鳴らす音楽に多様性を求めたこと。プロデューサーにQOTSAジョシュ・オムを迎え入れたこと。

同じロックだけど全く異質。アークティックのファーストとセカンドからQOTSAの音楽を連想するのは難しい。それなのに結び付き、やっぱりアークティックだなと思わせる新しい音楽を創ってしまったのだからすごい。

多様性があることは生き残るための条件。それは本当に全てのことに共通している。デビューALで大成功し、セカンドも同様の路線で成功を収めるバンドは多い。けど大抵はそこで終わってしまう。

自ら開き、異なるものを受け入れる。すごく意識的に、誰の目にもはっきり分かるカタチで表現したこのアルバムはやっぱりすごい。

2010年4月1日木曜日

Gorillaz : Plastic Beach

各メディアで大絶賛。話題のゴリラズの新譜、聴きました。


( Gorillaz : Plastic Beach )

まず、プラスティック・ビーチというネーミングが素晴らしい。現代社会のユートピアを何となく言い当ててしまったような表現だと思う。

そこで鳴る音楽も純粋に快楽的。楽しい。ポップミュージックの理想だと思う。全16曲構成。最初から最後までその楽しさが持続するのすごい。そこは全曲異なるアーティストたちとコラボが見せた業なのだと思う。一人のアーティストや一つのバンドでは、一つのコンセプトから16通りの遊びは生まれない気がする。そういう意味で本当によくつくられたアルバムだと思う。

今作は、ゴリラズは一つの発明だと言うことを完全に証明した記念碑的な一枚だと思っている。

2010年3月12日金曜日

like a charlotte

いま映画のプロモでソフィー・マルソーが来蒙中。ブレイブ・ハートのとき結構好きだったので見にいこうかと思った。けど忘れた。

ソフィーとおなじフランス出身の女優兼シンガーのシャルロット・ゲンズブールの新譜がすごい。今年の私的BEST10入りがほぼ確実。某音楽雑誌でも絶賛されてますが。


( Charlotte Gainsbourg : IRM )

モノクロ恋愛映画のサントラになりそうなシックでムーディーな音楽。緩く甘く、趣味の延長でやっているような感じなのにカッコいい。要するにセンスがいいということなのだと思う。羨ましい。

声は典型的なウィスパーヴォイス。母親であるジェーン・バーキンをそのまま髣髴させるトラックもある。ただ彼女のように郷愁的だったりはしない。全体的にモダンな仕上がりとなっている。その辺はプロデューサーについたベックの腕なのだろう。

今年38歳。大人の女性の手本のような存在なのに誰も真似できない。そう思う。