2015年10月29日木曜日

Perfume@武道館

初めてPerfume観た東京ドームライブから早5年。今日はメジャーデビュー10年となる記念ライブ@武道館。チケットは何とか抽選で取ることが出来てラッキー。今回は転売防止のためか入場の際に身分証確認がある。この方針には賛成。

今回のライブはすごろくでセットリストをその場で決めるというユニークな構成。しかもメンバーの他に観客をステージにあげてサイコロを振らせる。当たったファンは二人とも女性で感じのいい方たちだった。それで肝心のセットリストは、

1.FAKE IT
2.NIGHT FLIGHT
3.コンピューターシティ
4.Pick Me Up
5.シークレットシークレット ※
6.スウィートドーナッツ ※
7.微かなカオリ ※
8.Twincle Snow Powdery Snow ※
9.彼氏募集中 ※
10.GAME
11.STORY
12.Party Maker
13.P.T.A.のコーナー
14.ワンルーム・ディスコ
15.Dream Fighter
16.チョコレイト・ディスコ
17.Puppy love
アンコール
18.STAR TRAIN

※印がすごろくで決まったセットリスト

すごろくには、他にも「ねぇ」「レイザービーム」「未来のミュージアム」もあって聴きたかったけど、まぁ仕方ない。「スウィートドーナツ」「彼氏募集中」っていう結成初期の曲を聴けたのが記念ライブっぽくて良かった。

恒例PTAコーナーのあとは怒涛の展開。特にワンマンでは長らく演っていなかった「Dream Fighter」には鳥肌が立った。この曲が一番好き。アンコールは新曲「STAR TRAIN」。新しい何かが始まる予感を感じる。来年はALのリリースがあるだろうか。いい加減にファンクラブに入ろうと思った。(が、会場で申し込みしたらQRコードを読み取る環境がなくて入れなかった…)


2015年10月22日木曜日

YEN TOWN BAND x Lily Chou-Chou



今日はLive For The Nextというライブイベントに行ってきた。目的はYEN TOWN BANDとLily Chou-Chou。どちらも岩井俊二監督の映画ではまった音楽。Lily Chou-Chouは5年前に中野で観て、映画の世界観をそのまま再現したかのようなライブに衝撃を受けた記憶が残っている。

イベントのオープニングはamazarashiというバンド。全く知らなかったのだが、タイトで引き締まった演奏がとても良かった。映像を駆使した演出もダイナミックでカッコよかったし、また見たいと思った。

その後30分のセットチェンジを経て、いよいよLily Chou-Chouの登場。今回はLily Chou-Chouというより、salyuっぽさが前面にでた躍動感すら感じるライブだった。映画のイメージが強すぎてやや違和感はあったものの、滅多に見れないので全てが貴重に思えてしまう。

Lily Chou-Chou終演後、そのままの流れでYEN TOWN BANDに突入。おそらく9割以上がYEN TOWN BAND目当てだったのだと思う。会場は瞬間で沸点に達した。チャイナ服を着たcharaはスクリーンからそのまま飛び出したような雰囲気で意識がタイムスリップする。すごくいい。

一枚しか出していないALから盛り上がるナンバーを惜しみなく叩きつける。新曲や新曲になりつつある楽曲まで披露するサービスっぷり。YEN TOWN BANDで演ることの特別さをバンドも楽しんでいる様子が伝わってきた。

ラストは勿論あの曲で締める。chara名義のライブよりも歌っている時の身体表現に艶を感じた。これっきりで終わるのはもったいなさすぎる。再演を熱望する。

透明の棋士、著者のトークイベント

北野新太『透明の棋士』

棋士の素顔や、対局の裏側に隠された物語を知るのは、将棋ファンにとって一番の楽しみ。棋譜は理解できなくても将棋を楽しむことができる。新聞記者の北野さんの『透明の棋士』は、正に見る将棋ファンを惹きつける一冊。暖かく人情味溢れる文章で読後にとても優しい気持ちになれる。

昨夜は、北野さんと瀬川五段、本田女流三段のトークイベントに行ってきた。新宿南口紀伊國屋のイベントスペースは5分前に着いたら既に立ち見の盛況。意外に若い女性が多く、見る将棋ファンの裾野が広がっていることを感じさせる。

トークイベントは北野さんが二人の棋士に質問をする形で進行する。最近の対局についてや、本で紹介したエピソード、好きな本や恋愛の話題など、話は様々な方向に飛んでまるでちょっとしたバラエティ番組。全員、話すことは不慣れと言っていたが普通に面白かった。

何か特別な話を聞けたというわけではないが、参加した三名のそれぞれの人柄が素敵で、また一段と将棋を身近に感じることができたように思う。棋士の方の負担になってしまうが、こういう機会がもっとあると嬉しい。

2015年10月21日水曜日

水曜日の東京新聞

東京新聞 2015/10/21

一週間の中で水曜日が一番好き。小中高大学と放課後が長かった気がする。映画の割引もあったし。

東京新聞の水曜朝刊には、毎週楽しみにしている若者の声という読者投稿コーナーがある。10〜20代の若者が社会に対して思っていることなどを率直に発言している。 大人が書く文章と比べて、思考から文字までの距離が短い気がして良い緊張感を持って読むことができる。若者のならではの大切にしたい表現力だと思う。

今日のミラーに掲載された八丈島の高校生の記事も良かった。「音楽で八丈島に活気を」というタイトルの短い文章で、自分が成長できたこと、そのきっかけに対する感謝、そして自分の進路と夢について、まっすぐに語っている。私は八丈島のファンで何度か訪れているが、八丈島JAZZフェスは知らなかった。来夏はぜひ参加してみたい。


夙川ボーイズ

今日は、個人的に一番ロックンロールをしていると思うバンド、N夙川ボーイズのライブに行ってきました。映画モテキでピックアップされて以来、もう10回以上はライブに行っているのだけど、いつみてもデビューしたてのバンドのような初期衝動を感じる演奏です。今日はセットリストに初期の楽曲が多く、とりわけその傾向を強く感じました。

必要以上の音量に過剰なまでのシャウト。どう考えてもクアトロのキャパにあっていない音圧で、せっかくのグッドメロディが潰れてしまったのは残念。でも、それも含めてロックンロールなんだっていうのは十分伝わっってきた。圧巻は本編ラスト前の「バンドがしたい」。唯一この曲だけが今日の音圧をフォローしていて最高の迫力をみせた。

アンコールは定番の「物語はちと不安定」で締めた。この曲で毎回シンノスケがダイブするのだが、その飛距離がとんでもない。前にAXで見たときは2回席まで行ったし。。今回はクアトロの半周して客席後方まで行き、そこからダイブしてステージまで胴上げで戻った笑。フロントマンのマーヤが「今日は最高に楽しい!」と何度も繰り返していて、本当に楽しそうだったのが印象的だった。

2015年10月20日火曜日

スターバックス物語

『スターバックス物語 はじめて明かされる個性派集団の挑戦』

モンゴルから帰国し、日常的にスタバに行くようになってから約5年。この5年間の生活はスタバ抜きには考えられない。本当に私自身のサードプレイスとして活用させて頂きました。今更ながら、スタバのことを知りたくて、関連書籍を読み漁っています。

今回読んだのは、日本にスタバが定着するまでの軌跡を、創業に関わったメンバーが紹介する一冊。サザビー創業者の鈴木陸三さん、その兄でスタバ初代CEOの角田雄二さん、そしてスタバ創業者ハワード・シュルツさん。この3大立役者が織り成す舞台裏の熱狂が伝わってきて心を衝き動かされる。とても面白い。

本筋とは違うが印象に残ったのは対話(交渉)する時の「対等」をキーとした姿勢と、対話そのもの大切さ。また「説明責任」という言葉を、①相手が「正しく事実を理解する」、②その説明が「腑に落ちる感覚があり納得できる」、③そして「心から共感する」と三段階に分けて捉えるとしていることは非常に参考になった。

人に感動を与えることのできる企業には感動する物語がある。この法則は崩れない。

2015年10月19日月曜日

ミッション

『ミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由』

スタバのドリップコーヒーを飲みながら東京新聞を読むのが毎朝の楽しみ。この快適な環境を提供してくれるスタバを知りたくて、最近はスタバ関連の本を連読しています。

著者は元スタバCEOの岩田さん。本人の人柄がそのまま文章になったような、読み手を大切に思う気持ちが伝わる気持ちの良い本だった。

ミッションを持つことが人生を豊かで面白いものにする。ということを、本人の体験談や、CEOを務めたボディショップやスタバで実際に起こったエピソードをもとに説いている。普通に書いたら「いい話」で終わってしまうのだが「なぜそうなったか」をきちんと理由付けしているので説得力がある。

読後に、ワクワクして元気になってやる気が湧き起こって脳がスパークする。ビジネス本の醍醐味が詰まった自信を持ってお勧めできる一冊です。



メモ: 第5章「自分のミッションを作る7つのヒント」

・働き方ではなく働く目的を考える
・自分・ミッション・会社は三位一体で成長する
・「私」を無くす
・3つの輪は何か考える
・ミッション探し、自分探しの旅はずっと続く
・自分の存在を肯定する
・「自分はまだまだ」の気持ちが成長を加速する


2015年10月17日土曜日

スタバに定案



はじめまして。いつもおいしいコーヒーをありがとうございます。突然ではありますが、一つご提案があります。相席カードというものをレジに置いてみるのはいかがでしょうか?

という定案をスタバにしてみました。できるといいな!相席カード。

2015年10月15日木曜日

スターバックス


スタバの接客がすごい。どの店舗に行っても9割5分くらい心地よい対応をされる。働いているスタッフも楽しそうにみえる。スタッフ教育がしっかりしているのだろう、と思ったけど、どうやらそれだけではなさそう。『スターバックスのライバルはリッツ・カールトンである。』は、対談形式の本で読みやすく、そしてとても分かりやすくスタバのすごさを説明している。

本書には「おもてなし」「ブランド」「ミッション」など、スタバのすごさを読み解く色々なキーワードが登場し、それらに紐付いたストーリー紹介も充実していて面白く、そして参考になる。個人的には「修身」が一番包括的で大切にしたいキーワードだった。

修身は教養や知識とは違い「どうあるべき(how to be)」かを考え、長い期間をかけ、実践を通じて育てていく「道」のような概念だと感じた。社会や経済が効率性を高める過程で、育てていくことをおろそかにしてしまったものだと思う。元リッツの高野さんも元スタバの岩田さんも、すべての土台に修身があり、その上にこそ行動が根付くと言っている気がする。

第1章「ホスピタリティはいかにして生まれるのか?」は、働くことの心構えについて書かれていて、この章だけでも冊子にして来春の新卒者に配りたいくらいの内容だった。

2015年10月13日火曜日

マイ・インターン

新宿経由で通勤するようになってから、やたらと新宿ピカデリーに行くようになった。一回見ると次回は1200円で見れるのが嬉しいサービス。数えてみたら今年になってから20本みてた。昨日みたマイ・インターンはその中でもベストな作品だった。

シニア世代がもうひと花咲かせるエンタメ作品や、働く女性を応援するトレンディドラマはもはやテンプレ化しているけど、この映画はその既存のテンプレを掛け合わせてイノベーションを起こしてしまったような作品。馴染み深いのにものすごく新鮮に感じた。

印象に残ったのは、冒頭の採用シーン。自己紹介をYouTubeで送り、その後一対一の面談を別々の人と3回行う。それもかしこまった感じではなく、カフェで雑談するようなフランクさで。センスを感じる採用方法だと思った。アメリカだと一般的なのかな??

この映画、予告編だとその面白さや素晴らしが残念ながら伝わってこない。逆に言えばインパクトで勝負する作品ではなく、丁寧な心情描写と一つ一つの場面の美しさで観客を惹きつける内容となっている。あと、これぞザ・ジェントルマンと言わんばかりの役を演じるロバートデニーロの、ほんわかとする可愛らしさを見れるだけでも価値があると思う。

2015年10月11日日曜日

独立国家のつくり方→気になる人

坂口恭平さん。こんな面白い人を今まで知らなかったなんてとっても損をした気分。図書館で彼の作品を借りられるだけ借りて読み始めているところです。

それで次に読んだのが坂口さんと渡辺京二さんの対談が冒頭に掲載されている『気になる人』。対談と言うより坂口さんに対する渡部さんのインタビューで、150キロの直球で内角を抉るような質問がすごかった。坂口さんも普通に打ち返していたし。50ページにも満たない短い対談だけど、坂口さんの思考に対する理解がとても深まる内容だった。

渡部さんは『気になる人』で坂口さんの他にも何人かインタビューされていて、そのどれもがアットホームな雰囲気があって、まるでその場にいるような心地良さがあった。今まで読んだことのない対談だった気がする。渡部さんと相手の方が「熊本」という共通点で結び付いていたからかも知れない。インタビューする側とされる側の理想の関係の一つとして、この本はありなんじゃないかと思う。