2009年12月31日木曜日

大晦日☆紅白☆同期の集い

大晦日。2009年も終わりです。ほんっ~~とうに色々なことがあった一年でした。そして今日はその一年の大半を一緒に過ごした同期で集まり紅白を見ながら忘年会をしてきました☆


( 後ろのチンギス・ハーンがそれっぽいですね )

今月は頭から体調を崩し、それが長引き本当にキツイ時期が続きました。冬の大気汚染も予想以上に酷く、体調不良に加え家の中まで大気汚染にさらされ、何度か帰国することも考えました。まだ咳がでたり鼻がぐずったりして本調子では無いのですが、こうして同期と集まりエネルギーをもらえることは本当に嬉しいです。感謝☆



いっぱいご飯を食べ、締めにケーキを食べ、お腹いっぱい、こころいっぱいの楽しい大晦日になりました。これまで元旦に一年の計を立てたりすることはしてこなかったのですが(それらしいことをするのが苦手な性格なので、、)、来年は、毎朝2時間を自己投資の時間に充てたいと思います。あと、来年は早々に配属先変更が出来るよう行動して行きたいです。もっと現場に近いところで働く。環境教育を実施する。

今年から始めたブログですが、予想以上にたくさんの方に読んで頂けたと思います。まだまだ零細ブログなのですが、来年も継続していきますのでよろしくお願い致します。

Best Disc @ UK

英国の34の音楽メディアでは発表された2009年のベストディスクの集計結果です。

1. Animal Collective 『Merriweather Post Pavilion』
2. Yeah Yeah Yeahs 『It's Blitz!』
3. The xx 『The xx』
4. Dirty Projectors 『Bitte Orca』
5. Grizzly Bear 『Veckatimest』
6. The Horrors 『Primary Colours』
7. Fever Ray 『Fever Ray』
8. Florence and the Machine 『Lungs』
9. Bat For Lashes 『Two Suns』
10. Wild Beasts 『Two Dancers』

おもしろい結果になっています。万人受けするアーティストが入ってないですね。セールスも意外と無視されています。実験的で先鋭的と思われる音を鳴らしているバンドが多いのが特徴かな。何度も繰り返しますが、2009年はロックが対象を失ってしまった一年だったと思います。その結果がよく現れているチャートだと思います。

2009年12月30日水曜日

魁☆男塾

協力隊の男性隊員だけで集まり飲む(飲める隊員は2名。。)という企画「男塾」。予想外のニーズにより第2回目を実施しました。参加者も前回より増えて7名。男性隊員が少ない中で健闘の人数です。

モンゴル協力隊は女性陣が圧倒的に多い(そもそも協力隊は女性が多いです)ので、普段男性隊員は虐げられがちです。なので数少ない男性隊員の結束を深めようと始まったのが「男塾」です。内容は規約により公開することは出来ないのですが、楽しい集まりです。今年もあと一日。よい晦日でした。

2009年12月29日火曜日

職の自給自足

職の自給自足を目指すことが幸せな生き方につながる。それを実践する伊藤洋志さんという方の記事。職の自給自足は前々から考えていたコンセプトなので、とても参考になりました。


( 日経アソシエ : 2009.12.15 )

職の自給自足とは、ゆるくて楽しそうな仕事をいくつかつくりそれで生計を立てること。理想は月収3万の仕事10個つくることらしい。伊藤さん自身も、モンゴル武者修行ツアーや、雑誌やウェヴへの原稿、大学講師、自宅をギャラリー会場に賃貸するなど色々なことをして生計を立てているようです。

職に関する日本の問題点は"職の多様性"がないことだと思う。新卒採用が象徴的であるように、就職に関して選択肢が少ない。そして一度ドロップするとやり直しが非常に困難となる。これでは多様性は生まれてこない。その一方で終身雇用や一億総中流社会は崩壊し、またITと共に価値観の多様性は飛躍的に豊かになった。ここに多様性を望む社会と多様性を認めない社会のアンバランスが生まれたのだと思う。

職の自給自足とは"職の多様性"を豊かにすることだと言える。が、いま会社で働いている人が実行できるかと言えばハードルが高い。この記事でもそれは認めている。しかし、働きながら一つでも"自分の職"をつくることができれば、自信と余裕が生まれるとも言っている。日本でも社会起業家の萌芽が始まり、仕事に関する見直しをする人が増え始めている。職の自給自足の考え方は、これからもっともっと受け入れられていくのだと思う。

2009年12月28日月曜日

ハリーポッター☆読破

ついに、というかやっと読み終えました。。ハリポ最終巻。長かった。。



最終巻まで読み終えた達成感。これを得るためにひたすら読んでいた気がします。そして読み終えたいま、開放感でいっぱいです。年内に読み終えることができてほんとによかった☆

今年もあと3日。

今年も残すところあと3日。今年は激動の一年だった。二本松での訓練。そしてモンゴル。全力で駆け抜けてきたように思う。濃い一年だった。

振り返る余裕もまだないこの頃ですが、来年はUB以外のモンゴルを知りたいと思います。UBはモンゴルであってモンゴルではない。と言われるくらい特殊な街なので、モンゴルらしいモンゴルに触れたいと思います。

これからますます寒さが厳しくなるモンゴル。そんなこの国の冬によく似合う曲をどうぞ。シガーロスの「Hoppípolla」です。


( Sigur Ros : Hoppipolla )

2009年12月26日土曜日

海賊版DVD

モンゴルでは正規のDVDが手に入りません。その為一般のお店、例えば旧国営デパートなんかでも海賊版DVDを正規版かのように取り扱っています。一枚3000T(200円)くらいです。



海賊版は海賊版。なので本来は取り締まりされるべきなのでしょう。けど、日本円で一枚3000円くらいする正規版を海外から取り寄せて購入できる裕福な層は限られているし、そもそもモンゴル語翻訳は海賊版でしか見られない。そんな環境の中で、大きな娯楽である映画を海賊版だから見るなっ、というのは厳しい気もします。そういう意味で海賊版の取り締まりというのは難しい問題だなと思います。

2009年12月25日金曜日

エコクラブ@ごみ問題

今年最後のエコクラブ@ごみ問題について同期O隊員とレクチャーをしてきました。



ごみとは何か?ごみ問題とは何か?ポイ捨てはなぜいけないのか?。何となく分かっているようで、実際には根が深いごみ問題を、考えながら理解していくレクチャーを心がけました。

そしてワークショップでは「ポイ捨て問題を解決するためにあなたが大切と思うこと」について議論しました。以下の項目を優先順位の高い順に並べ替える作業です。

a:リサイクル会社を作りリサイクル社会を実現する
b:政府にポイ捨て禁止の法律をつくるように手紙をおくる
c:毎日、ポイ捨てがなくなるように祈る
d:家族や友だちと積極的にごみ問題について話をする
e:ごみ問題について勉強し知識を深める
f:ポイ捨てをしている人を見たら注意する
g:身の回りのごみ拾いをする
h:子供たちに対して環境教育をしていく
i:ごみ問題に関する情報をインターネットで発信していく

結果はグループそれぞれ違う順位付けになり、興味深かったです。そもそも狙いは、自分がどう考えるかということ、そしてそれを周りと話し合うことなので上手く機能したと思います。

環境教育。特にレクチャー形式で行うのは大変です。環境問題はそれぞれが他の問題と結びつき、複雑になり、一面のみを理解しても片手落ちになってしまうことが多々あります。このエコクラブではその課題を克服できるように色々なテーマの授業を実施しています。まだまだ理想のカタチが見えていないのが現実ですが、行動しながら考えて行きたいです。

今回は他の隊員の方も参加してくれました☆本当にありがとうございます!
そして翻訳を手伝ってくれた康平くん、どうもありがとう☆

2009年12月24日木曜日

イヴの大寒波

クリスマス・イヴですね。ここモンゴルでも一応クリスマスっぽいことはあります。ツリーが飾られたり、装飾が施されたりと、街中が少し賑やかになります。

が、今年のイヴはとても寒いイヴになりました。


( UB POST : DEC 22, 2009 )

昨日からモンゴルに寒波が押し寄せ-30℃を下回る気温と強風で、とても厳しい一日となりました。ただでさえ寒い中、強い風が吹き、歩きながら凍ってしまうのではないかと思うほどです。過酷な自然環境とはこういう環境をいうのだなぁ、と実感しました。

また、モンゴル着の便が悪天候によりキャンセルとなりました。せっかくのイヴでしたが、天気に文句を言ってもどうしようもないですね。明日は回復しますように。

2009年12月23日水曜日

ベスト☆ディスク@2009

今頃各音楽雑誌では毎年恒例の本年度ベスト・ディスクの選定作業が佳境に近付いていることかと思います。そして今年も私は先駆けて自己満足私的ベスト・ディスクを発表したいと思います☆

1位「21世紀のブレイクダウン」グリーン・デイ
2位「ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン」U2
3位「ヴォルタイック」ビョーク
4位「This Is The One」Utada
5位「ハム・バグ」アークティック・モンキーズ

以上。

今年はグリーン・デイとU2が飛び抜けてよかったが、それに続く作品が少なかったように思う。3位の「ヴォルティック」はライヴ盤×リミックス×DVDなので、オリジナル盤とは言い難いけど、とてつもなくロックだった。4位のUtadaは良かった。シンプルで場所も時間も問わない心地よい音楽だった。アークティックはよくやったと思う。過去2作と比べると明らかに異色作なのに、ファンを選ぶ音楽ではなくファンから選ばれる音楽にしてしまった。この先は彼らの時代だ。

ベスト・ディスクの話とは関係ないが、最近レイジ・アゲインスト・マシーンをよく聴いている。ブッシュがイラク戦争を始めた頃、実は世界中のアーティストの創造力がピークに達していたのだと思う。当時、やはりロックとは戦う対象を求めるものなのだと感じていた。

オバマが政権を獲り、まるで平和の象徴かと見られるようになって、ロックは向かう矛先を見失ってしまったのだと思う。その中でグリーン・デイはすごかった。日本にまで「文句があるなら選挙に行こうぜ!」なんて檄を飛ばしていたし。世界はちっともましになっていない。これからなんだよっ!って全力で叫んでいた。またU2はブッシュとかオバマとか全く関係なく、まるで自らを世界政府であるのように振る舞い、絶対なんてありえない「正義」を堂々と歌いきった。次元の違うすごさだった。

世界は「100年に一度の金融危機」から少しづつ立ち直り始めている。未だになぜロックはあの時に沈黙してしまったのか疑問に思う。問題が起こることを奨励しているわけではないが、不気味な静けさを感じてしまう。音楽は、特にロックは時代の空気を反映する。2010年にはどんな作品が生まれるのか、楽しみでならない。

2009年12月22日火曜日

環境省訪問

日本からの廃棄物プロジェクトのスタッフと一緒に、市内にある環境省を訪問してきました。



環境政策を担当する職員の方から、環境省の環境問題に対する取り組みについてお話をうかがうことが出来ました。日本と同様に、モンゴルの環境省も政策決定機関であり、下部機関である複数の庁を通じて政策が実行に移ります。

印象的だったのは人材不足の話。例えば廃棄物問題にかかるスタッフは1名とのことでした。この人材不足は私の配属先である市役所の廃棄物管理部においても同様で、多くの開発途上国でも共通して見られる課題です。先進国で専門的な知識を学んだ優秀な学生が、母国に戻らずにそのまま海外に活躍の場を求めてしまう傾向があるようです。

人材のグローバル化が当たり前となった時代に、働く場を母国に限定するのは無理な話ですが、戻ってきてもらいたいものです。

2009年12月21日月曜日

素敵な本屋さんみつけました

うちからそれ程遠くないところに、古典洋書を専門に扱う本屋さんがあることが分かりました。この本屋さんはとっても素敵で、物語に出てきそうな雰囲気があります。

狭い部屋に狭い通路。
ぎっしりと詰まった木製の本棚。
高い天井と背の高い窓。
音楽とコーヒーの香り。

何から何まで好みです。時間を忘れて棚に並ぶ本の背表紙を眺めてしまいました。本の見える景色って何てすばらしいのだろう。とても嬉しい発見です。

2009年12月20日日曜日

モンゴルの長歌

友人に誘われてモンゴルの伝統音楽であるオルティン・ドー(長歌)のコンサートに行ってきました。



長歌を聴くのは初めてで、念仏のような印象を受けました。リズムらしいリズムは無く、音楽というよりは語り部のようでした。何を歌っているのか全く分かりませんでしたが(後で友人に聞いたらほとんどが「馬」の歌とのことでした)声量がすごく、特に高音域が迫力がありました。伝統衣装のデールをまとい、見た目も鮮やかでした。



それにしてもコンサート中、携帯がなったり、大きな声でおしゃべりしたりと、日本では考えられないマナーに驚きました。う~ん、価値観の押し付けは良くないけど、もう少し静かな環境で聴きたかったなぁ。携帯はマナーモードにしようね。

2009年12月19日土曜日

こども手当の停止

この国の政策について知らないことが多すぎると感じるこの頃。また一つ知らなかったことが分かりました。


( UB POST Dec 18th 2009 )

貧困対策として2005年から導入された子供手当が2010年から停止されることが決まりました。この手当は、こども一人当たり毎月3,000T、四半期に25,000T。また新生児に100,000T、結婚に500,000Tが支給されていました(参考:\1=16T)。これらが全て停止となるそうです。

この手当は就学率の向上、それに伴い児童が学校での予防接種を受けられるようになるなどの成果を収めたようです。判断するための情報が不足しています。しかし、格差と貧困層が拡大しつつある現状で、手当停止の決定がどのように影響するのか心配です。

インタープリテーション@国立大学

同期のO隊員とモンゴル国立大学で講義をしてきました。テーマはインタープリテーション。言語は英語です。



インタープリテーションとは自然界のメッセージを私たちの言語に翻訳をすること。それは自然の不思議や動植物の生態などを五感をフルに活用して体感することです。そのための手段として、ネイチャーゲームと呼ばれるアクティビティやワークショップなどを実践します。

今回の講義でも、コウモリの捕食手段を疑似体験する「コウモリと蛾」というネイチャーゲームを実践しました。写真を撮り忘れたのが残念ですが、学生たちも体をつかい楽しみながらコウモリの捕食手段を理解することができたようで良かったです。

モンゴル国立大学には今年から新設されたエコ・ツーリズム学科があります。まだまだ名前ばかりのエコツアーがほとんどですが、この学科の卒業生たちが立派なエコ・ツアーガイドとなることが期待されます。彼ら彼女らに、エコ・ツアーガイドのスキルの一つとして、ネイチャーゲームやワークショップを今後も紹介し、実践をしていきたいと考えています。



講義終了後、学生たちからモンゴル縦文字のカリグラフィーをプレゼントされました。私の名前が書かれています。

2009年12月18日金曜日

エコクラブ@火力発電所

本日のエコクラブは初の屋外授業。JICAのSVが勤務するウランバートル第4火力発電所を見学してきました。


( SVのSさんに施設の仕組みを丁寧に説明していただきました )

この第4火力発電所はUB最大の発電所で、市内で使用される電力と給湯の70%をまかなっています。UBの心臓部ともいえる施設です。元々はロシアの援助により建設されたのですが、今はロシアが手を引き、日本からの技術協力がメインとなっています。



この写真、煙がモクモクと立ち上っているように見えます。実は、この煙の正体はタービンを冷却用水の水蒸気なのです。一般に、第4火力発電所のシンボルの煙突から立ち上る煙は大気汚染の源のように思われています。しかし、NOxやSOxなどの有害浮遊物質は除去装置により除去されています。(訂正:除去装置は無いようです。2010年1月9日付記。)今回、生徒たちにとって一番の驚きはこのことだったように思います。



それにしても今回参加した生徒は全員女の子。環境について興味を持つのはどこの国も女性なのですね。。

2009年12月17日木曜日

我武者羅になる=考動力

体調がすぐれません。頭痛が酷いです。一体どうしてしまったのだろうか、私の体。苦しいところですが、月末まで倒れずに乗り切りたいです。


( 日経ビジネス:2009.12.14 )

今週の日経ビジネス。富士ソフト会長の有訓無君。「理屈をこねる前に挑戦、そこから創造は生まれる」。このことは出発前に決めていた私のモンゴルでの課題です。元来、理屈好きで、計画段階からああだこうだ考える性質なので、結局は動かなかったり、無難な目標に終始しがちでした。

無理難題とも思える目標を掲げること。それを達成しようと全力を振り絞ること。そこからイノベーションは生まれるし、人間は大きく成長する。これは歴史を動かしてきた真理なのかも知れません。そしてその時の人の姿をきっと「我武者羅になる」とよぶのだと思います。

目標を定めたらとにかく行動する。壁にぶち当たっても動きながら考え突破する。考動力とはそういうチカラのことだと思います。引き続き頑張ります。

2009年12月16日水曜日

UB大気汚染、改善できるのか?

何度も報告しているがUBの大気汚染が酷いことになっている。朝晩に加え、日中もゲル地区では数メートル先の視界がぼやけるほど酷い。



私はこういうことには相当神経を使う性質なので「ならなんでUBにいるの?」と言われてしまいそうだが、政府(JICAも含め)は早急に健康影響評価を実施すべきだと思う。またマスクをしないで出歩く人が多いが、彼らはいざと言うとき誰も補償してくれないことを知っているのか疑問に思ってしまう。何かあってからでは遅い。予防の原則が絶対に不可欠。

そしてようやく対策の方でも動きが始まるらしい。USドナーの協力により、大気汚染削減プロジェクトが3ヵ年計画でスタートする。これは道路建設とあわせて1億8千万USDの予算。JICAも同様に始めるらしいので、政府の本格的に取り組む姿勢が感じられる。ただ、内容が風力発電開発ということなので、これはどうなのだろうか?大気汚染の原因であるゲル地区住民がこのエネルギーにアクセスできるようになるとは考えられない。

UBの一極集中を緩和する方法が緊急の課題。

2009年12月15日火曜日

国の殺し方

『チベット入門』という本を読みました。


( チベット亡命政府 訳:南野善三郎『 チベット入門 』鳥影社 )

チベット問題の入門書として、中国のチベット占領政策が分かりやすく書かれています。そしてこの中国の占領政策は、ひとつの国の殺し方に他ならないことがよく分かります。

国際法や国際社会から批判を完全に無視し、自らの都合のいいように歴史を歪曲し、それをあたかも既成事実であるかのように歴史を塗り替えていく。現代においてもこのような暴虐行為が続いていることに怒りを覚えます。

チベット問題については映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」をみて少し関心を持った程度でほとんど知りませんでした。歴史的にチベットと関係の深いモンゴルにきて、この本に出合えたことに運命的なものを感じます。

チベット民族、言語、文化、伝統がこの地上から抹殺される危機にあること。一人でも多くの人にこの事実を知ってもらいたいと思います。

2009年12月14日月曜日

1+1=3にする議論

久し振りの今週の日経ビジネス。日本IBM相談役の有訓無訓。


( 日経ビジネス:2009.12.07 )

トップの意見にも異論を引き出せる議論のあり方が健全であるという話。議論とはあるテーマに対する意見を戦わすことなので、もっともな話。イエスマンの弊害はだいぶ前から指摘されているが、実際にトップの意見に対し異論を唱えるのは案外難しいのかも知れない。

私は最近、同期のボランティアと授業内容について議論をすることが多い。そこで改めて気付いたことは、異論を含めしっかりと議論できると1+1=3になるということ。議論することにより意見が建設的に積みあがり、一人では届かない深さにまで話を進めることができる。

いい議論をするためにはお互いを尊重することが大切。そして目的を共有していることが必要。あとはお互いの人柄が何となくわかるくらいの時間を共に過ごしているといいのかも知れない。何気なく書いたが、最後のポイントは重要で、特に目上の立場にある人が意識的になる必要があると思う。

何となくリーダー論に行き着いてしまったが、実際にリーダーの懐の深さに拠るところが大きいのだろう。

2009年12月13日日曜日

モンゴル柔道

同期の柔道隊員の試合があったので応援してきました。


( 技が決まる瞬間の写真をとるのは難しいですね。。)

モンゴルは北京五輪での金メダル(100㌔超級:ツブシンバヤル)獲得以降、柔道が国民的なスポーツとなったようで、近年すごい勢いでレベルアップしています。今年は世界選手権でも金メダルを獲得しました(66㌔級:ツァガンバートル)。

これまでのモンゴル柔道は足をとりにいく諸手刈り(タックルに近いもの)が主流でした。しかし、今年に入り国際ルールでタックル禁止令が出されたことにより、根本からモンゴル柔道は変化を強いられることになりました。

今日の試合でも諸手刈りは無く、背負い、吊り込み腰、内股等の立ち技が多くみられました。組み手争いも迫力があり、ルール変更後にもすぐに対応し、技術を磨くモンゴル人のポテンシャルの高さを感じました。元々モンゴル相撲が国技で、腕力や足腰の強さがDNAとして受け継がれている国民だけに、立ち技が向いているのだと思います。

相撲に続き柔道も。日本のお家芸はお株を奪われるかも知れません。

2009年12月11日金曜日

まちづくり講座@申込受付開始

イベント紹介です!私の友人が代表を務める【株式会社マチヅクリ・ラボラトリー】が「まちづくり」をテーマとした講座を開催します。詳しくは下のリンクをクリック!

好きなまちや自分の生まれ育ったまちでお店を開き、そこで暮らし生活していく

講座を通じて実際にお店を起業するプランを描く、実践的な内容のように思います。そしてポイントは単なる起業ではなく「自分のまちを元気にする」という社会起業の要素が強いというところです。今回は無料で受講できるらしいので、興味のある方はぜひ参加してみて下さい!

エコクラブ@ごみ問題

今週のエコクラブはごみ問題について。第1部は同僚であるUB市役所廃棄物管理部のスタッフがUBのごみ問題について。第2部はSVの方が地球環境とごみ処理というテーマで講義をして下さいました。



来週はUBの全電力の70%をまかなうという第4火力発電所の見学です。私たちの生活を足元から支える電力が、どこでどのようにして発電されているのか。生徒たちとエネルギーの大切さについて考える機会にしたいと思います。

また今日は、UBで唯一市民が自発的にごみの分別をはじめた地区に見学にいきました。この地区の課題は、今後の他の市民への啓発活動と生ごみの適正処理。生ごみ処理に関しては家庭コンポストを実験してみたいと思います。


( 分別は、リサイクルできるもの・できないもの・生ごみの3つ )

2009年12月10日木曜日

元気なお母さんたち

お世話になっているNGOに行って来ました。10月にスタートしたシングルマザーの自立支援プロジェクトも順調に進み、お母さんたちが作った商品が揃ってきました。



スリッパのほかにもストールや帽子、靴下、手袋なども作っています。10月から習い始めたとは思えないほど、見事なできばえでびっくりします。



国内での販路開拓という大きな壁がありますが、元気なお母さんたちをみていると、きっと何とかなると思います。私も協力していきたいです。

2009年12月9日水曜日

体調☆復調

先週末から体調を崩し、熱と頭痛にうなされ寝込んでいました。久々の更新です!

まずは出来事の整理。金曜日。エコクラブです!水俣病のレクチャーをしてきました。手応えはまずまず。この日は朝から熱があり、本当にしんどかったのですが、途中で倒れそうになりながらも何とかやりぬくことが出来てよかったです。

私のレクの後は、モンゴルの水銀問題研究者によるモンゴルでの水銀暴露について。このレクチャーはとっても好評で、終わった後には拍手喝采でした(私の時はありませんでした。。)。生徒たちが真剣に、興味をもって授業を聞いていたので嬉しかったです。


( 途中大気中の水銀濃度を測る実験をして面白かったです )

そして、このエコクラブ修了後、地獄が始まりました。。

レクチャーの途中から寒気がして辛く、帰宅後は着替えることも出来ずにベッドに倒れました。夜に目が覚め、熱と頭痛とのどの痛みで苦しく、すでに寝てしまったため寝ることも出来ず、意識が朦朧として危険を感じました。結局、今日までほとんど何もすることが出来ず、熱にうなされる日々が続きました。モンゴルに来てから月に一回は体調を壊しているのですが、今回は本当にしんどかったです。

でも、嬉しいこともありました☆病気を聞きつけた同期隊員が差し入れをもって来てくれたり、友だちのモンゴル人が、料理をつくって持ってきてくれたりして、本当に助かりました。持つべきものは友だち。心強いです。


( 友だちが持ってきてくれたバンシュタイツァイ。この友だちは翌日も料理をつくってくれました☆ )

当たり前ですが病気になるのは辛いです。気持ちは充実していても、身体がついていかないのは本当にくやしいです。5日間寝込んだだけで、色々なところでそのしわ寄せが来てしまいました。この遅れを取り戻せるよう、また頑張っていきます。

2009年12月3日木曜日

『クロノス・ジョウンターの伝説』

最近、体調がよくないので今日は一日ゆっくりと休みました。明日の講義の準備をし、本を読み、音楽を聴き、夜は友達の日本語の予習に付き合い、のんびりとした一日が終わろうとします。


( 梶尾真治『 クロノス・ジョウンターの伝説 』ソノラマ文庫 )

今日の一冊。日本の小説が好きなモンゴル人の友だちから借りた本です。「この胸いっぱいの愛を」というタイトルで映画化された原作なので知っている人も多いと思います。愛する人を救うため、タイムマシンで過去にいく。ありきたりで予想のつく内容なのに、それでも惹きこまれてしまう。タイムトラベルというテーマはずるいくらい面白い。

タイムトラベルができたら。未来へいくか、過去へいくか。私は過去にいってみたいです。

2009年12月1日火曜日

本棚は脳みその中身

最近、日本の小説が好きというモンゴル人の学生と知り合いました。私の母校獨協大学の先輩、市川拓司さんの作品が特に好きみたいで、話が合って楽しかったです。その学生からモンゴルで一番親しまれているという小説を借りました。



パラッとページを捲ってみても全く理解できないのですが、ゆっくりと少しづつでも読めたら嬉しいです。この本の中にどんな世界が広がっているのかなぁ、と想像するだけで嬉しくなります。

日経ビジネスに本棚は脳みその中身、という記事がありましたがよく分かる表現です。人の家に行くとまず本棚が気になります。勝手な判断かも知れませんが、どんな本を読んできたのかを知ることで、その人の本質に近付ける気がします。

ここ数日は何だか忙しく、疲労の蓄積を感じるので、週末は読書してこころのエネルギーの補充をしようと思います。