2014年6月19日木曜日

武蔵野プレイス



将棋と並んで最近のマイブームである「武蔵野プレイス」。ここは武蔵野市の公共図書館です。快適すぎて住みたくなる図書館とも言われていますが、本当にその通りで住みたくなります。

入ってすぐにおしゃれなイタリアンカフェがあって、パンケーキもコーヒーも美味しい♪ゆったりとした木目のカウンターテーブルで館内の雑誌を読みながら食事を楽しめます。

本の貸出は最新の機器で行うのですが、これも最初はビックリします。借りたい本をまとめて貸出机に置くだけで、冊数とタイトルを読み取って処理してくれます。

おしゃれで、快適で、効率的で、いかにも若者ウケしそうな図書館ですが、行ってみると全世代がまんべんなく利用している感じがします。

一番注目しているのは地下2階がまるまる20歳以下のユーススペースになっているところ。勉強部屋はもちろん、貸しスタジオやmtgルームもあるみたいで、ちょっとしたコワキーングスペースになっています。

自治体にこういう若者専用コワーキングスペースが有ると無いの違いは大きいと思う。普通の図書館で勉強するのと受ける刺激が違うと思う。そのうち武蔵野市から有望な人材が多く出て、子どもの頃は武蔵野プレイス利用していました!なんて言うんじゃないかと思います。

と、ここまで図書館として書いてきて今更ですが、武蔵野プレイスは「図書館」の機能を持った公共スペースという位置づけの方が正しい解釈だと思います。そして武蔵野プレイスの「機能」としての可能性は、他の公共施設や一部民間企業の競争相手となるのではないかと思います。その話はまた次回に。

2014年6月18日水曜日

『エバーグリーン』



豊島ミホさんの『エバーグリーン』。感情移入してしまって胸が苦しくなる(←ちょっと書いてて恥ずかしい)小説だった。

光の加減や水の流れ、風の抜け方や草木の息吹など、主人公たちの心象がとても丁寧に自然に描写されていて物語の世界に魅き込まれる。こういう文章をかける人が本当に羨ましい。どんな風に世界が見えているのだろう。

優しい気持ちなれる小説。最近あまり出会わなくなって寂しい。

2014年6月11日水曜日

『千代田図書館とは何か』




読みながら次々とアイデアが湧き出してくる刺激的な一冊。行政とPFI事業者との関係について知見に富んだ内容で、指定管理施設運営の参考にとてもなる。

同時にこんなリーダーのもとで働けたら毎日が楽しいだろうなぁと思ってしまった。なので早速ネットで注文して上司にプレゼントした。笑

図書館に限らず、公共の施設は時代に合わせて変化していかないと、いろんな意味で無駄な施設になってしまう。変えられる立場にある役人の方々には是非とも勉強していただきたい内容だった。