2019年7月30日火曜日

日韓の問題について、米国報道は韓国より


東京新聞 2019.0730

今日の東京新聞での気になる記事。韓国に対する日本の貿易措置について、米国では韓国よりの報道が目立つという内容。そうだろうなと思っていたけど、日韓以外の第三者的立場から見たらやっぱりそうだった。

木村氏はWTOの判決が日本敗訴になりそうで気がかりと書いている。僕もそう思う。現在の日本側の主張に一貫性がみられないことが、説得力を欠いているように思う。

各国のニュースを英語で読めるレベルの英語力があるといいなと思う。当事者以外の立場から物事を考えられる視点も大切だと思う。どちらも努力次第で身に付くものなので、何とかしたいなと思いながらも、なかなか継続できない。それがとても残念だ。

2019年7月25日木曜日

映画「すべての政府は嘘をつく」


ドキュメンタリー映画「すべての政府は嘘をつく」を観てきた。この「すべての政府は嘘をつく」というのは、故ジャーナリスト、IFストーン氏の言葉。映画は、IFストーン氏が残したジャーナリストの在り方をベースとして、大手メディアに属さないジャーナリストたちの活動と視点で、権力の「嘘」に切り込んでいく。とても見応えがあり、かつ考えさせられる内容だった。
また、上映後に東京新聞記者の望月衣塑子氏とアップリンク代表の浅井氏の対談があった。対談の中で、望月氏は人として「おかしいことはおかしい言いたい」というような発言をされていた。僕も同様に思っているのだが、最近は「おかしいことをおかしい」と言っても、それが響かない社会に変容してきているように感じている。
いわゆるまっとうな意見といったものが、シニカルに受け止めれてしまう社会。「意識高い系」なんていう意識の低すぎる言葉が、とても低いハードルで使われてしまっている社会。そんな状況に対して、ストレートに議論をぶつけることの有効性が問われているような気がしてならない。
そんな中、望月氏の原案で映画化された「新聞記者」の予想外のヒットは、まっとうな意見を社会に響かせるための、一つの効果的な手法を社会に提示したように思う。それは「アート」の持つチカラ。映画「新聞記者」は、映画として普通以上に面白い。サスペンス映画としてとても秀逸な作品となっている。そして公開1ヶ月で30万を超える動員をし、興行収入も4億を超えた(3億を目標としていたらしい)。
今日の対談で、望月氏も「新聞記者」のことに触れた。あの作品は関わった人たちが、安倍政権下で起こり、無かったことにされているさまざまな問題を、そのまま風化させてはいけない、という想いで、参院選まえに公開したということだった。そして、作品は多くの人に届くという結果となった。
「すべての政府は嘘をつく」というように今後も権力は「嘘」をつくことは間違いがないと思う。その「嘘」は、ジャーナリストの取材によって看破され、常識的な判断をできる人なら大抵「おかしいだろ」と見抜けるようなものだと思う。見抜いた先に、それをどう共有し、政権批判をするチカラに育てていけるか。映画「新聞記者」のヒットは「アート」の持つチカラと可能性を投げかけているように思う。

2019年7月21日日曜日

相対性理論@日比谷野外音楽堂



久し振りに相対性理論のライブに行ってきた。会場は日比谷野外音楽堂。何かフジのホワイトステージのような、夜の静寂を感じる面白い空間だったと思う。

今回は、予めセットリストが公表されているライブだった。相対性理論は、オーディエンスを突き放した感じのするバンドなので「これ演ります」というステートメントで臨むのが似合っている気がする。

注目は、これも公表されていたストリングス編成での演奏。音の厚みが増していてとても聴き応えはあったが、僕的には相対性理論の楽曲は、少しスカスカ感のあるクリアな音があっている気がする。どうだろうか。

ハイライトは9曲目の「わたしは人類」。ゲノム解析のような照明と、ノイズの壁が迫ってくる重量感のある演奏が圧倒的だった。やくしまるえつこの無感情ロリータボイスは、こういうアレンジで本領を発揮するのだと確信した。

全10曲。当然アンコールも無し。きっちりと1時間でライブを締めくくる。このドライさはたまらない。

2019年7月20日土曜日

13期マイナビ女子オープン



僕的夏の風物詩。今年もマイナビ女子オープンに行ってきました。

今回は、里見加奈さんはシード枠で本戦トーナメントから出場。なので、応援する棋士は、

①山根ことみさん
②鈴木環那さん
③中村真梨花さん

結果は残念ながらみなさん予選敗退となってしまいました…。無念。

今回凄かったのは千葉涼子さんVS中澤沙耶さん。対局開始は13時。そして終局は17時近く。持ち時間各30分の将棋だが、実に3時間50分ほどの大熱戦となった。

終局後は恐らく相当な疲労があったと思うが、それでも観戦者に律義に挨拶をしていた千葉さん。その姿勢にプロ棋士の在り方を感じ取った。やはり対局外の姿勢にこそ、プロとしての品格が表れるのだと思う。

2019年7月19日金曜日

僕は京アニに救われた


京アニ作品を初めてみたのは「けいおん!」。それ以来、京アニ作品のファンで、毎回その質の高さ、面白さに魅了されてきた。特に、「中二病」と「ユーフォ」が大好きで、何度も繰り返してみて、夜中にDVDを流しっぱなしで眠りについていた時期もあった。
「ユーフォ」のコンクールのシーンなんか、奏者側からみた光の粒の揺らぎまでが丁寧に描かれていて、京アニのアニメーションは本当にすごいなぁと感動した。エンタメ性の高い作品もあれば「リズと青い鳥」のような、文学的なアニメーションもあり、なんて深いクリエーションなんだろうと、その多彩(多才)さに圧倒された。
京アニ作品によって、僕の生活は間違いなく楽しくなり、これからもその楽しさを体験できることを楽しみに思えるようになった。僕の生活の一部は、京アニ作品によって、救われていたんじゃないかと思う。
それだから、このような事件が起きてしまって、悲しい。現場の映像が頭から離れない。ずっと考えてしまう。亡くなられた方々の無念を思うと、整理のつかないどうしようもない気持ちになってしまう。悲しくて、悲しくて、悲しくて仕方がない。

2019年7月11日木曜日

Twitterやめた方がいいんじゃないか

AV女優、戸田真琴さんがTwitterをやめたことについて以前書いた。この数日の英米の「無能」騒動をみて改めて戸田さんがTwitterをやめた理由を読み返してみた。ここに書かれていることは多くの人に読んでもらいたい。SNSのメリットをしっかりと考えながら、それでも(このままで)いいのかと理知的に問いかけている。Webニュースに上がるTwitter関連ニュースを読むたびに思う。やめた方がいいんじゃいかと。

2019年7月9日火曜日

極夜行と極夜行前


角幡さんの「極夜行」と「極夜行前」を読んだ。抜群に面白くノンフィクション大賞受賞が納得の作品だった。
非日常体験を、日常的な「あるある」に置き換えて笑いを誘う、よくある探検ノンフィクションパターンと、未知の世界に対する純粋な驚きを真摯に織り交ぜ、読み手を興味を最後まで飽きさせずに離さない。エンタメとしても一級品の作品だと思う。
僕的に考えさせられたのは、両書で触れている角幡さんの人生観というか年齢感。同世代だけあって、なるほどと思うことが大きかった。また「本当の探検」を体験するために、GPSも衛星携帯電話も持たずに「自力」で探検を行うことの意義を説いている。
実際に、極夜の世界において自分がどこにいるのか正確に分からずに大きな困難にぶつかることになるのだが、それが本書において読み手を興奮させ、そして感動させるエネルギーとなっているのは間違いない。
ここまでやり切ってしまうと、次があるのか不安になってしまう。探検記として面白いだけでなく「生き方」についても非常に考えさせられるので、どんな形であれ、角幡さんの次作にとても期待している。

2019年7月8日月曜日

「里見女流5冠のプロ棋士編入試験に王手」について



女流棋士の里見香奈女流5冠が、男性プロ棋士相手に好成績を収めている。そして、次の対局に勝つと、プロ編入試験を受けられる規定をクリアすることになる。

元ネタ記事はスポーツ報知です。

はじめに、僕は里見さんの大ファンで、家にパネル写真を飾っているほど(上の写真です)。だから約2年前に年齢制限で奨励会退会となったときは本当にショックだった。でも、その後の女流棋戦では無双の活躍をみせていることが嬉しく、近いうちに前人未到の女流7冠(全冠制覇)となることを期待している。

そんな中、ふと(ってわけでもないですが)訪れたプロ棋士編入試験のチャンス。普通に考えたらファンとして喜ぶべきことなのだけど、実際に受けることになれば少し微妙な気持ちにもなる。

それは、他の奨励会を退会した三段の男性たちと比べ、里見さんはプロ公式戦に参加できるチャンスが大きく、必ずしも公平とは言えないからだ。というのは、プロ公式戦には女流棋士枠があり、トップの成績を持つ女流棋士は、毎期のプロ公式戦に参加できることになっている。

もちろん、女流棋士の中でトップにあり続ける里見さんだから参加できることなのだけど、それでもやはり釈然とはしない。そして、これは暗黙の了解みたいなものなのだけど、現役奨励会三段クラスになると、弱いプロ棋士より明らかに強いのである。

つまり、トーナメント方式の棋戦では、初戦~2回戦くらいは弱いプロ棋士と当たる確率が高いので、元奨励会三段で、現在も女流棋戦で対局を続ける現役女流棋士の里見さんにとっては、プロ棋士相手に白星を挙げることが、比較的容易ということになってしまう。

その結果、今回のようにプロ棋士編入試験まであと1勝となったことは、当然といえば当然のことであり、遅かれ早かれ実現することではないかと思っている。

気になるのは、その権利を獲得したときに、里見さんが受験を決断するかどうか。確か以前なにかのインタビューでは、編入試験のことは考えていないと話していた。その時は、年齢制限による退会のけじめをつけ、女流棋戦に専念する潔さがうかがえた。だから今回もその時になったら権利の行使をしないのではと推測する。

ただ、将棋界にとって女性棋士の誕生は大きな話題でもあり、少なからぬファンにとっては悲願でもあるはずだ。もちろん、一度は敗れたとはいえ、プロ棋士になることが目標だったわけだから、里見さんにとっても大きな再チャンスであることは間違いない。自身の想いと、世論の後押しもあって、受験する可能性も十分にあるといえる。

僕はやっぱり釈然としない気持ちがあるのだが、ファンとしては里見さんの決断を応援するということになるのだと思う。いずれにせよ、次の対局が大注目で、楽しみで仕方がない。まずは勝利を収めることを切に願っている。

2019年7月7日日曜日

七夕

今日は七夕。

願い事は、手術が終わったばかりの娘の健康と、12月に母子とも元気に赤ちゃんが産まれてくること。

これから娘といつもの図書館に行ってきます。

2019年7月6日土曜日

戸田真琴さんtwitterをやめる

東京新聞 2019.0706

今日の東京新聞。AV女優の戸田真琴さんがtwitterをやめることについてのコラムを読んだ。コラムのもととなった戸田さんの「報告」を読んで、その内容の素晴らしさに胸を打たれた。ぜひ、多くの人に読んでほしいと思う。
やめることにした理由について、理路整然とした文章でその思いを綴っているのだが、なかでもファンとの手紙による交流に、本来の言葉の持つ重みや、温かみを受け取ったという件に、彼女の人柄や、こころの深さを感じて、素直に感動した。
文章で人を元気付け、前向きな気持ちになるよう、優しく背中を押すことができる。それはやっぱり途轍もない才能だと思う。戸田さんの文章を他に読んだことはないので、言葉がどうしても軽くなってしまうのだけど、彼女はすごい人だなと感じた。
これを機に彼女の作品を観てみたいと思ったし「まこりんカフェ」なるものに参加してみたいとも思った。そして、受け取ってもらえると信じられるからこそ、彼女の文章を読んで励まされた感謝の気持ちを、手紙に託して、思い切って届けてみたいと思う。