2009年4月30日木曜日

Silent Alarm -Bloc Party-

来月のブロック・パーティーのライブがメンバーの体調不良によりキャンセルに。。すごく楽しみにしていただけに残念。


( Banquet from 1st album Silent Alarm )

これまでにリリースされた3枚のアルバムは全て傑作。でもファーストが一番好きかな。結構エモーショナルなボーカルなのにまったく野暮ったさを感じない。見た目は冷めているし音はもっと冷めている。けどライブではとっても楽しそうに演奏するし、爆発的に盛り上がる。くどいけど5月の来日公演キャンセルが本当に残念!

2009年4月29日水曜日

モンゴル語について①

モンゴルについてのブログのはずなのに、これまで一度もモンゴルについて書いていませんでした。今日はモンゴル語についてです。


(語学訓練で使用している教科書)

学習しているモンゴル語はキリル文字を使用したモンゴル語です。伝統的な縦書きのモンゴル文字もあるのですがそちらは学んでいません。キリル文字についてはコチラ

モンゴル語の第一印象ですが、非常に硬く重厚な言語のような気がします。発音に濁音が多いからかも知れません。発音自体はいくつか難しいものがありますが、他の言語と比較して特別難しいわけではなさそうです。

学び始めて間もないので、文法についてはあまり言及できませんが、日本語の文法に似ているように感じます。文章の組み立て方(単語の並び順)が似ています。

学習が進んだら、もう少し詳しくモンゴル語について書いてみようと思います。毎日8時間はモンゴル語漬けなので、なかなか速いペースで上達しています。

2009年4月28日火曜日

スティーブ・ジョブズ → ロールモデル

アップルの創業者スティーブ・ジョブズの有名なスピーチです。



(訳文はコチラ

梅田望夫さんの著書でこのスピーチを知りました。すごくカッコいい。前向きであること、好きなことに打ち込むこと、それが見つかるまで諦めずに探し続けること、そして「Stay Hungry. Stay Foolish」であること。

若者を奮い立たせるスピーチができること。スピーチでなくてもいい。文章であったり、アートであったり表現方法は様々。ロールモデルと呼ばれる人たちはこういう人たちなんだと思う。

日本でも社会企業家の芽が育ち始めている。彼ら彼女らは間違いなく次世代のロールモデルとなる人たち。これから先が本当に楽しみ。

2009年4月27日月曜日

Viva la Vida

協力隊訓練開始から3週間経ちました。訓練所での生活が落ち着いてきたので、ブログを再開したいと思います。訓練内容のUPは制限があるため、話題に乏しいのですがコツコツと更新していきたいです。

今日の一枚です。Cold Play の「 Viva la Vida 」。訓練所に入所してから一番よく聴いているアルバムです。



コールド・プレイはU2、レディオヘッドと並んで世界で最も成功しているロックバンド。優れた楽曲を書いてとんでもないセールスを記録するという、いたって健全ながら珍しい現象を起こした事実がすごいと思う。

アルバムのタイトル曲であるViva la Vidaは珠玉の名曲。ちっともロックっぽくないのに、ロックでしかありえない種類のエネルギーを持っている。この曲を聴いて、静かに火を灯した人はきっと多いと思う。今年2月の来日公演を観てそう感じた。

2009年4月7日火曜日

社会企業家と慶応SFC

今週の「週間ダイヤモンド」は"社会企業家"の特集号。


( 週間ダイヤモンド:2009.04.11 )

慶応大学SFC(湘南藤沢キャンパス)は、近い将来に世界大学ランキングの上位に食い込んでくると思う。

何かを成し遂げたい。社会を良くしたい。そう本気で考え、行動する学生を、全力でサポートする体制が整っている。

先日、同キャンパスで行われた「ソーシャルベンチャーは世界を変えるのか」というイベントに参加したときにも感じたが、この大学からは世の中を創り変えようとするエネルギーが溢れている。

マザーハウスの山口さんや、フローレンスの駒崎さんのようなすごい社会企業家を、きっとこれからも輩出し続ける大学だと思う。

2009年4月6日月曜日

i love motherhouse

前に mixi で何度か紹介した motherhouse です。


( motherhouse bag story book : motherhouse で買い物すると貰えます )

開発途上国から世界に通用するブランドをつくる。バングラディッシュで奮闘し、マザーハウスをつくった山口さん。その活動紹介VTRを見ました。

山口さん、そしてマザーハウスの挑戦はものすごく刺激的です。ポジティブなエネルギーに満ち溢れていて元気をもらいます。丁度これからモンゴルに行くこともあって、自分もやるぞー!という気持ちになります。こういう単純な力は重要です。明るくなる。



このマザーハウスのバックは超お気に入り。使い心地抜群だし、デザインがよい。特にベルトの幅が絶妙。一つのバックにここまで愛着を持ったのは初めて。本当にいいモノだ。

ぜひマザーハウスに足を運んでみてください。webからもどうぞ

『資本主義はなぜ自壊したのか』

最近のベストセラー『資本主義はなぜ自壊したのか』を読みました。


( 中谷巌 『資本主義はなぜ自壊したのか』 集英社インターナショナル )

著者自身が「懺悔の書」といって、かつて推進していたアメリカ型市場原理主義の限界と弊害を批判している。読者の多くが、今頃気付いたのですか?、と言いたくなるんじゃないかな。。

キューバやブータン、北欧諸国の実情や日本の歴史を紐解きながら、日本は安心や信頼を基盤とした社会を目指すべきであると指摘している。これまで市場原理主義に批判的だった人にとってこの指摘は目新しくは無いと思う。ただ中谷さんのような立場の人が書くことによって、この指摘の意味合いは新しくなると思う。

日本社会は相当危機的状況にあると思う。この手の本が10万部を越すベストセラーになることがそれを物語っている。

2009年4月5日日曜日

もう一つのブログ

もう一つのブログを始めようと思います。こちらは英語またはドイツ語、またはモンゴル語!で書こうと。大学の友人の影響です。よかったらこちらもブックマークまたはRSS登録してください。

http://dontfeelthink.blogspot.com/

2009年4月4日土曜日

「この自由な世界で」

ケン・ローチ監督の最新作「この自由な世界で」をDVDレンタルでみました。

英国社会の移民労働者問題に焦点をあて、搾取するものと搾取されるもののどうにもならない力の関係を描いた映画だった。"社会の底辺での労働力の競争"というグローバル化がもたらす負の側面を強烈に印象付けられました。

これまでのケン・ローチ作品で一番、というか唯一、希望も何も見出せない映画だった。。この作品が、ベネチア映画祭で脚本賞を受賞していることを考えると、現実の厳しさをさらに怖く感じる。

貧困層から始めるインド攻略

今週の日経ビジネスです。オランダの総合電気メーカー、フィリップスの経営戦略についてです。


( 日経ビジネス:2009.04.06 )

フィリップスは、インドで貧困層までを視野に入れたビジネスを展開しているらしい。主力商品は料理用の薪ストーブ。価格は日本円で約1200円程度。年収2000ドル以下が人口の5割を占めるインドの所得水準を考えると充分に手が届く価格だ。

インドの伝統的なストーブは燃焼効率が悪く、煤煙が屋内に立ち込め、女性や子供の健康被害に繋がっていたよう。それがこのストーブを導入することで煤煙を9割程削減可能となる。また維持管理も楽で、故障の際には簡単な部品交換で修理が可能みたい。

経済的、技術的、文化的に地域に適している。まるで開発援助のお手本のような適正技術だと思う。

このフィリップスのビジネスモデルは2重の意味ですごいと思った。まず、同業他社が富裕層を対象とした商品開発をしているときに、貧困層をターゲットにすることで新しい市場を開拓したこと。もう一つは、貧困層の衛生環境改善という本来なら公的セクターが担うべきライフラインを向上させたこと。

グローバルな企業が、ローカルな社会貢献にビジネスとして取り組むことは明るい未来を予感させる。まさに、社会を活性化させる企業の好例だと思う。

2009年4月3日金曜日

『無趣味のすすめ』

村上龍さんの最新エッセイ『無趣味のすすめ』を読みました。


( 村上龍 『 無趣味のすすめ 』幻冬舎 )

「無趣味のすすめ」というタイトルだが、別に無趣味をすすめている内容ではなかった。むしろ「仕事のすすめ」というタイトルのほうが内容的にはあっている気がする。

本の装丁が無駄なく、とてもシンプルに感じる。読後の印象も、これまでの龍さんエッセイ同様に無駄なくさっぱりとした感じだった。曖昧さが一切排除されていて、言いたいことをそのまま言っている。こういう風に書きたいなぁ、と思う文章だった。

龍さんのものごとの考え方、捉え方が面白くて一気に読めてしまう。エンパワーメントされるとかではなくて、純粋に好奇心を満たしてくれるエッセイだと思う。

2009年4月2日木曜日

ウイキッド

ウィキッド観てきました。劇団四季です。



ウィキッドを観るのは2回目。今回もすごく良かった。前回は主役の西の魔女エルファバの役者さんが抜群に飛びぬけて上手かったのが印象に残っているけど、今回は全体的にバランスがとれている感じがして良かった。

四季のミュージカルは結構観てきたけど、ウィキッドが一番好きかもしれない。まぁ、毎回観るたびに違うことを言っているけど。。

とにかく今回もいっぱいエネルギーをもらってきました。歌って踊って、舞台の役者さんたちは本当に楽しそうだった。出来ればモンゴルに行く前にもう一度観にいきたい。

2009年4月1日水曜日

ロックは百年に一度の不況に言いたいことはあるのか?

毎月一日はロッキン・オンの発売日。途中やめたりしたけれど8年くらい購読しています。


( rockin'on : 2009/05 )

今月号のリアムのインタビューはよかった。サバサバしていてかっこよかった。先日のライブでオアシスの風格にしびれたのだけど、それはリアムの態度から感じたんだなぁと思う。

他の記事とか読んでいて、ふと、そういえばこの"百年に一度の不況"について何かメッセージを発しているアーティストっていないな、と思った。イラク戦争や大統領選挙のときは、多数のアーティストがそのことを作品でうったえていたし、求められなくてもメッセージを発信しまくっていた。世の中おかしな方向にむかっているぞ、ってすごい情報量だった。

けど、サブプライム後の大不況に関してはそういう状況ではない。むしろそのことについて何か発信することを積極的に避けている感じがする。何か言ったとしても、不況だね、程度。

問題のコアが分かりにくいこと、直接的に出来ることが少ないこと、批判する対象が大きく、ぼんやりとしていること。イラク戦争や大統領選のときと比べてそこらへんがだいぶ違う。図式化できないことに対してアクトすることは難しいのだろうか。

基本的にアーティストは良質な音楽をつくることが最も大切だと思っています。なので、ここ最近のアーティストの政治的活動やそれに近いことに関しては、すごい意識の高さだなぁと感心していました。

世の中の雰囲気はまだまだ問題だらけで、今も少しづつ悪くなっている気がしないでもないです。好きなアーティストと音楽以外で共感できることはすごく嬉しいので、個人的にはどんどん前にでてきてもらいたいです。