2011年9月30日金曜日

幸せを感じられる確かなもの


日経ビジネス:2011.9.5

ただ今23時帰宅。疲れた。今週(ではないけど)の日経ビジネス。残業とは無縁のブータンについてのレポート。レポーターはブータン政府GNH委員会の元首相フェローの日本人女性。すごい仕事だ。

国民総幸福量(GNH)で有名なブータン。雄大な自然環境に囲まれ、信心深く穏やかに慎ましく暮らす国民。きっと誰もが思い描く予定調和的なブータン像と、財政の3割を他国援助に依存し、自立を課題とするあまり知られていないブータンの現実。この二面を織り交ぜた上手に読み手を引き込むレポートだった。

特に、下記の一文は興味深かった。

「あなたにとって幸せとは何か?」という質問に対し、年齢も職業も異なる多くの人が口にしたのは「家族や親しい友人たちが幸せで、そして、自分と一緒にいられること」でした。(本文より抜粋)

私が人生において一番大切だと思うことは「幸せを感じられる確かなもの」をどれだけ見つけれるか、ということ。

家族や友人の幸せ、そして一緒にいられること。変な言い方だけど、これ以下の「幸せを感じられる確かなもの」はないと思う。逆にこれ以上のものはたくさんあると思う。そのことを多くの国民が知っているからこそ、ブータンはGNHの国と言えるのだと思う。

2011年9月29日木曜日

最近ユニクロでドキドキしましたか


日経ビジネス:2011.9.26

久しぶりの今週の日経ビジネス。ほんと久しぶりだ。

ユニクロの国内販売が8年振りに前の期の実績を割り込んだという記事。要因は、客単価向上につながるファッション性の高い商品の売れ行きが思わしくないとのこと。

どちらかというとベーシックで低価格な商品のイメージがあるユニクロ。なので、この要因はそれほど意外とは思わない。むしろファッション性の高い分野で売り上げを伸ばすことはユニクロのアイデンティティと競合してしまうのではないかとも思う。

それよりも気になるのは店舗に足を運んだ時のドキドキ感やワクワク感といったフィーリングが以前よりもしないこと。

小売店の成長のポイントはこの足を運んだ時のフィーリングの高上にあると思う。そしてフィーリングの高上には接客や店舗レイアウト、チラシなどいろいろな要素が関連している。

ユニクロにドキドキワクワクを感じなくなった理由には、品揃え(も、もちろん重要だけど)以外の理由が大きいような気がしてならない。

個人的にとてもお世話になっているし、好きで応援している企業です。新たな事業戦略で、売れっ子の佐藤可士和氏と組んで開始するプロジェクトを発表したとのこと。期待しています。

N'夙川BOYS 「プラネットマジック」



映画「モテキ」で初めて聴いたN'夙川BOYS。あまりにもツボだったので早速メジャー1stミニAL「プラネットマジック」をゲットしました☆彡

ジザメリ、LUSH、コクツイ、スーパーカー、アソビセクスを彷彿させる甘いポップチューンが満載。この二日間で冗談じゃなく60回くらい繰り返し聴きました。

好きな音に出会えると嬉しくってとっても幸せな気持ちになります。そしてその気持ちをシェアしたくなります。音楽とそれを生みだすアーティストに感謝です。


N'夙川BOYS 「プラネットマジック」

2011年9月28日水曜日

もんじゅ再開発凍結

もんじゅ開発再開を一時凍結するニュース(コチラ)。

これまでに2兆円もドブに捨てている事業だし、日本消滅のリスクを抱えている施設なので一時凍結ではなく、(ありえないけど)安全な処分に向けて議論を進めてほしい。

凍結といっても管理費も相変わらず高額の年間200億円。

話⇨変

年間200億円あったら何をするか。

んー、億を超えちゃうと正直何をしたらいいか分からなくなります。

でもお金の使い方を知らない、と言われたくないので、おにっこOさんに投資して、Pカルビジネスを始めたいかな。

2011年9月27日火曜日

近況報告です



ご無沙汰です。繁忙期から開放されず苦しい状況が続いています。はぁ。←小さくため息。パートナーが出張でヨーロッパに行ってしまったので、こういう時こそSUAGE書いて応援したいです。

まずは近況報告。とにかく仕事で忙しい日々です。来月から人材補強がされるのでそれまであと人踏ん張り。頑張ります!

でも読書はしています。こころの栄養なので。最近読んだ本。


野口悠紀雄『大震災からの出発』


雨宮処凛『14歳からの原発問題』


広瀬隆『福島原発メルトダウン』


小出裕章『原発のウソ』

喉元過ぎれば…という最近の空気にちょっと辟易しています。つい先日、上関町では原発推進派の現職町長が再選(記事はコチラ)。色々な社会、歴史的事情があるのでなんとも言えない部分はあるが、やはりショック。

その色々な事情はこの本を読むとよく理解できる。


開沼博『「フクシマ」論』

「博」という名が相応しいこれぞ研究者、という内容の一冊。いま読むべき一冊だと思います。

本の話→映画や音楽


カサビアン「ヴェロキラプトル!」

カサビアンの新譜がいい。あまりにもカッコイイので最近ずっと聴いてます。久々にアンダーグラウンドに潜った感じの危険な香り120%のゾクゾクするALです。(←分かる??)

年明けにはライブハウスでのツアーも決まり超楽しみ。







映画は大自然に癒されたり、自然の畏敬を感じたり、モテてみたくなったり、そんな感じ。「ヒマラヤ」は良かった。人間の頑丈さを知った気がする。



その他にも秩父や六義園に朝の散歩しに行ったり、友だちと飲んだり、講演会聴きに行ったり、、こうして書いていくと忙しい中でも案外いろいろしてますね。

2011年9月20日火曜日

『困ってる人』と『東京のどん底から』



最近話題の本『困っている人』。友人から薦められて読んだ。痛い話に想像力が膨らんでしまう人は読まないほうがいいと思う。夢に出ててきそうなくらい怖い話だった。



読みながら上の写真の『東京のどん底から』というだいぶ前に読んだ本を思い出した。「困ってる」具合ではこの本を読んだ時の方が衝撃的で、実際に山谷地区を訪れるなど行動に移したくらい。訪問は続かなかったけど、関心はいまでも強い。

世の中、というか世界中、困っている人だらけだ。それで世界は回っているし、それが仕組みで世界は回るように出来ている。

だからといって、困っている人に「大丈夫だよ、それって正常なんだよ」とは言えない。まともな神経でいようとすると疲れる。

反原発デモは何故報道されないのか

昨日の反原発デモをメディアが積極的に取り上げなかった件について。下記URL、渋谷さんのブログ「社長はつらいよ」より。

http://ro69.jp/blog/shibuya/57863

これって東電のメディア支配の影響力でしょうか?平和な国、日本で6万人のデモは事件です。それを伝えられないメディアに用はないですよね。

たぶん10万人集まったら取り上げるのかな。

2011年9月14日水曜日

『恋しぐれ』



今日の一冊。葉室麟さんの『恋しぐれ』。

「恋」を物語の引力に、蕪村とその門下生たちの交流を描いた作品。文章が美しくこころが癒されます。

「良書を読むための条件は、悪書を読まないことである」。確かショーペンハウアーのお言葉。私なりに言い換えると「美しい文章を読むことは、悪書を読まないことである」になります。

小説自体は短編ものの連作。一番好きな話は月渓の恋い。「一途」であることの悲しさと清らかさに惹かれる物語です。

2011年9月13日火曜日

Linkin Park@横浜アリーナ



今日のライブ。リンキンパーク@横浜アリーナ。新譜『A Thousand Suns』のツアー。

映画でもスポーツでも、感動的なものは大抵カッコ悪かったりする(だから感動的なのだけど)。でもリンキンパークは違った。文句なしにカッコよく、そして感動的なライブだった。

新譜からのナンバーを要所に据えた一瞬の隙もない鉄壁なセットリスト。バンドの充実振りがそのまま体現されたような内容だった。

ただ、ちょっと出来すぎていて最後の方はひいてしまった。良すぎるものに対する無条件の反発だと思う。ロックのライブなのに。不思議だし矛盾だ。

2011年9月12日月曜日

『経済危機のルーツ』



今日の一冊。経済学者、野口悠紀雄氏の『経済危機のルール』。

最近読んだどの経済本よりも分かりやすく、面白く、ためになった。

経済の内容で350Pを越える厚さなのに一気に読み進めることが出来た。経済学部でもないのに。これってすごいことだと思う。

難しいことを平易な文章で説明できること。自身の体験談やアネクドートを織り込みながら読み手を飽きさせないこと。そして何より内容が専門的で勉強になるということ。

一流の学者は一流の書き手でもあることが証明されている一冊だと思う。

日本経済が不況にある原因や、立ち直れない理由、それらを踏まえて、これからの方策に関心のある人(無い人はやばい)は素通りしない方がいいと思う。

2011年9月11日日曜日

Beady Eye@Zepp Tokyo



サマソニ後の初ライブ。ビーディアイ@ZeppTokyo。

感想。まず、リアムが近い。サマソニのマリンで見たときはスクリーンでしか顔を確認できなかったけど、今回は肉眼ではっきりと顔が見れる。オアシス世代なのでリアムが至近距離にいることにただ感激。

肝心の演奏もマリンの時より良かった。アルバム1枚の(一応)新人バンドの楽曲は、まだスタジアムに耐えられるだけの強度はなかったのだと思う。ライブハウスで演ることで音が蜜で濃くなっていたし、サイケなグルーヴも効いていた。

セットリストは当然ながらALを全て網羅。改めてこのALのメロディーの良さを実感した。The Beat Goes On、Wigwam、For Anyone、The Morning Son、うっとりするくらいの美ナンバーが聴ける。しかも聴くたびに好きなっていく。

リアムはカッコいい。そして間違いなく普通じゃない。毀誉褒貶、ほんと色々とあるけど、あの声、あの佇まいには全て敵わない。それがZeppのような小さな箱で観れたことは幸せな体験だった。


The Beat Goes On

2011年9月8日木曜日

いらなくなった核はモンゴルに捨てよう②


毎日新聞 夕刊 2011.8.31

久しぶりのモンゴルニュース。以前にも書いた核処分場計画について。

記事によると小規模ながらUBでデモがあったらしい。国民の関心は高いが、楽観的。そんな感じだ。なんとなく想像がつく。

モンゴルで出会ったエコクラブの生徒たちはどう反応しているのだろう。気になる。

核ではないけど、処分場建設に関するロールプレイを授業でやった。ステークホルダーの関係がまさに当てはまる。

ゲームではなく、現実に立たされるとき。今はそういうフェーズにある。

この問題は、日本人である私自身も勿論当事者の一人。こういう時にモンゴルで環境教育隊員として活動したかったと思う。