ミオヤマザキ@日比谷野外音楽堂。僕は日比谷野外音楽堂でのライブは初めて。なのでどんな会場なのかとても楽しみにしていた。思っていた以上にコンパクトで、最後列からでもステージが良く見える一体感のある会場だった。開演前のリハも、会場外で普通に聴けて面白かった。
ミオヤマザキのライブは何度か観ているが、毎回その熱量に圧倒される。ここ最近は暖かい日もあったのだけど、この日はかなり肌寒かったので、セットリストを変更して、体を温めるために、序盤にアッパーな曲を配置しなおしてくれたようだ。
昨年末に新木場で観たときは、かなりいい新曲を盛り込んだライブだったので、音源がリリースされた後の今回のライブは、新曲全曲披露を期待していたのだけど、残念ながらそうはならなかった。それでも、代表曲を外さずに1時間強、手堅く攻めた内容だったと思う。
ファンに「離れないで付いてきてほしい」。ミオヤマザキが話すと、なんだかとても切実な響きを持って聴き手に伝わってくる。エモーションが駄々洩れなのはそんなにカッコいいことじゃないけど、それがクールに感じるのはなぜだろう。自分の弱さをそのまま受け止める姿勢を共感に、チカラに変えられているからかも知れない。