2009年6月6日土曜日

アートを創る人にとっての好環境

テストが終わり、ちょっと気の抜けた一日になってしまいました。語学は継続して勉強しないと身に付かないですね。


( rockin'on 2009.07 )

ロッキンオン今月号のソニック・ユースへのインタビュー記事が興味深かったです。

音楽がネットを通じて普及されるようになり、CDが売れなくなってきている音楽ビジネス環境に対してのサーストン・ムーア(ソニック・ユースのフロントマン)のコメント。以下、少し長いですが引用します。

「こういう現状は音楽にあった"セレブリティ"的な観念を排除し、音楽をもっと地に足の着いた人に近付けることになると思う。(中略)それは知性をもたらすと思うし、音楽にとっても、音楽を創る人にとってもそれはすごくいいことだと思うんだ。(中略)これから音楽を創りたいという人はすごく献身的にならなくてはいけないし、心からやりたいと思わなくてはできない。」

音楽がネットで配信される環境の本質をついたコメントだと思う。CDが売れなくなることはアーティストにとって厳しい状況に違いないと思う。けど、セールスに縛られることなく、より自由に創造できる環境が整ったことは意義深いのだと思う。

誰もが発信者になれるということは、確かに、心からやりたいと思わなくてはできないことだと思う。結成以来30年もの間、彼らは音楽のアート的側面を更新し続けた。だからこそ、その言葉に重みを感じる。

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