2009年6月16日火曜日

廃れるも一瞬

今週の日経ビジネス。高島屋前会長、増倉氏の有訓無訓。


( 日経ビジネス : 2009.06.15 )

ここ最近の有訓無訓は、何かと不況に関わる記事が多かった。なので平時の際の訓戒は久し振りな気がする。

「やめるのが一瞬なら、廃れるのも一瞬」。明治時代から続く高島屋の企業文化"美術部"を継続していく価値を、そう一言でまとめている。収益面を考えるなら切捨てもありえる部門を、文化的側面に価値をおいて継続する姿勢は健全なことだと思う。

これまで「継続は力なり」といわれるように、自身を向上させるための努力を継続と置き換えて捉えてきた。しかし、築いてきた人脈や信用、技術や手法などが一瞬で廃れてしまうことを考えると、継続することの意義はあまりにも大きい。

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