2010年12月24日金曜日
『ロボットという思想』と『武道的思考』
今年も残すところわずか。試験勉強で我慢していた本が溜まっているので年内に全て読了したいです。
今日の一冊『ロボットという思想』。ロボットは今年出合った中で一番関心を持ったテーマです。
以前ブログで紹介したロボット関連本と同様に、この本も、人間理解を「ロボットの設計、作動を通じて」行う【構成論的アプローチ】を素人にも分かりやすく、そして興味をそそられる実験例をもとに解説しています。
本を読みながら考えたこと。
日本はロボット研究の分野では世界をリードしていて、その理由として、本文では昔からアニメーションなどを通じてロボットに対し親密な関係を築いてきたことを挙げている。
それにプラスして、日本の「武道的思考」というものもロボットの研究開発の発展に潜在的に貢献しているのではないかと思う。
「武道的思考」に、相手に「感応す」ることがある。よりつきつめていくと、これは相手の身体(客体)と自分の身体(主体)の境目が無くなり、一つの流れになるという状態のこと(だったと思う)。
構成論的アプローチに基く人間理解も、ロボットという客体の中に人間(主体)を埋没させ、客体として観察する視点を持つことや、ロボットの作動に対する人間の感応が目的に役立つものであるとされている。
ロボット舞踊をみた人間が、そこに人間が舞踊しているような「ココロ」を感じた、という話を以前に本で読んだことがある。これはまさに感応が活きる武道的な研究だと思う。
もう一つ「ミラーニューロン」という最高に面白いキーワードがあるのだけど、これはまた別の機会に書きたい。
話⇒変。
ここ4日ほど更新をサボってしまったけど、その間にもブログにアクセスして下さる方々がいてとても感謝です。まだまだ零細には変わりないけれど、読んで下さる方が一人でもいるというのはありがたいものです。なるべくサボらずに頑張ろう。頑張れるかなぁ。。
ちなみ『武道的思考』は内田先生の本です。これもまた別の機会に紹介します。
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