映画「ハンナアーレント」を見てきた。今の日本に向けて作られたの??と思ってしまうくらい考えさせられる映画だった。
考えさせられた科白。
ハンナがアイヒマン(ユダヤ人を強制収容所に送った指揮者)を評した言葉。
「アイヒマンは平凡な人間。そして本当の悪とは平凡な人間の凡庸な悪である。」
自分で良し悪しを考えず、仕事だから言われたことをやる。その結果に対して責任を負わない。なんか、そのまんま○○電力に当てはまる表現だと思った。
もう一つ考えさせられた科白。
同胞であるユダヤ人に対する愛は無いのか?と問い詰められた時に、ハンナが返した言葉。
「私はひとつの民族を愛したことはない。私が愛するのは友達だけ」
近隣諸国との関係悪化に精を出している方々に深く考えてもらいたい言葉だと思う。リアルな友達を世界中に作ることができれば、それが最も効果的な安全保障だと思う。
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