2014年6月18日水曜日

『エバーグリーン』



豊島ミホさんの『エバーグリーン』。感情移入してしまって胸が苦しくなる(←ちょっと書いてて恥ずかしい)小説だった。

光の加減や水の流れ、風の抜け方や草木の息吹など、主人公たちの心象がとても丁寧に自然に描写されていて物語の世界に魅き込まれる。こういう文章をかける人が本当に羨ましい。どんな風に世界が見えているのだろう。

優しい気持ちなれる小説。最近あまり出会わなくなって寂しい。

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