2016年2月24日水曜日

第42期女流名人戦、里見香奈防衛で終局

将棋連盟モバイルより

フルセットまでもつれ込んだ今期の女流名人戦、里見さんが防衛し7連覇を達成しました。挑戦者の清水さんは、今期無類の強さをみせる里見さん相手に、他棋戦を合わせ3勝2敗と孤軍奮闘していたものの惜しくも奪還成らず。個人的に好きな女流棋士TOP2のタイトル戦だったので、どちらにも勝ってほしかったけど、いまは両者に盛大な拍手を送りたいです。

里見さんと清水さん。ファンにとっては説明不要の女流棋界を引っ張り続ける両者。実は年齢差が23歳(里見さんは今年24歳、清水さんは47歳)もあります。親子ほどの年齢差がありながら、棋界の第一線でライバル関係であり続けるのは稀有なことだと思います。もちろん一向に衰えをみせない清水さんの強さがあってのことですが、他の競技ではなかなかありえない将棋ならでは魅力ではないでしょうか。

まだ学生だった頃は清水さんに勝つことを目標に強くなった里見さん。里見さんに追い越されてからは挑戦者として再び強さに磨きをかけた清水さん。清水さんあっての里見さん、里見さんあっての清水さん、両者の強さはそんな表裏一体のような気がします。まだまだ両者を中心に女流棋界は動いて行きそうな感じをさせる五番勝負だったと思います。

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