2017年3月4日土曜日

湯を沸かすほどの熱い愛


昨日、日本アカデミー賞が発表され、主演女優賞に宮沢りえ、助演女優賞に杉咲花が選ばれた。この二人が出演した「湯を沸かすほどの熱い愛」は、僕的に最優秀作品で、本当に素晴らしい映画だったと思います。

↓記録としてフィルマークスで書いたレビューを転記↓

僕は考えさせられる映画と優しさに満ち溢れた映画が好きです。本作はそのどちらの点からも、僕にとってとても重要な映画でした。なので最高評価をつけています。

1.泣けます
僕は涙腺が緩くて、映画をみて泣いてしまうことがよくあります。でもこの映画はそうでない人でも涙してしまうのではないでしょうか。大切な人を想う気持ちと、厳しい現実から逃げない勇気に、自分でもどうしようもないくらい心を打たれ泣いてしまいました。

2.愛
湯を沸かすほどの熱い愛。近年稀に見る素晴らしいタイトルだと思います。ここまで直球で「愛」を描いた作品も珍しければ、描かれた「愛」がここまで熱い作品も珍しい。タイトルに相応しい「愛」にひたすら感動しました。

3.宮沢りえ
宮沢りえさんの演技は本当に凄かった。女優の真髄を感じずにはいられない迫真の演技に万雷の拍手を送りたいです。「僕らの七日間戦争」から何年経つのだろう。キャリアの重ね方がオードリーの様に映りました。

昨秋公開でロングランしているのが納得です。多くの人にスクリーンで観てもらいたいと思う映画です。作り手の「仕事」に対する熱意に敬意を払いたい。絶賛し過ぎで嘘くさいかも知れませんが、本当に良い映画でした。

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