コスト削減で利益を生み出す企業の特集記事。
( 日経ビジネス 2009.03.30 )
居酒屋大手のワタミは"串なし焼き鳥"の販売があたっているらしい。原価70円の焼き鳥の内訳は、食材費35円、串代と串打ちの人件費で35円。つまり串なし焼き鳥にメニューを変更することで原価が半減にすることになる。
確かに居酒屋で焼き鳥を頼んでもみんなで食べ易いようにほぐす傾向があると思う。それなら最初から串なしで出てきたほうが手間が省けてよい。串があることが当たり前に思っていたから気付かなかったけど、お客さんの行動を観察していればこの案が出てきたのは当然の流れかも知れない。
ワタミは他にも、メニューを85種類から75種類への絞込みを行うなどの工夫で、無駄を省き利益を生み出すことに成功している。ちょっと前にアルコール価格を従来よりも100円近く値下げすることで業界を驚かせたけど、ワタミの強さはこういう新しい価値創造に取り組んでいることだと思う。
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