最近のベストセラー『資本主義はなぜ自壊したのか』を読みました。
( 中谷巌 『資本主義はなぜ自壊したのか』 集英社インターナショナル )
著者自身が「懺悔の書」といって、かつて推進していたアメリカ型市場原理主義の限界と弊害を批判している。読者の多くが、今頃気付いたのですか?、と言いたくなるんじゃないかな。。
キューバやブータン、北欧諸国の実情や日本の歴史を紐解きながら、日本は安心や信頼を基盤とした社会を目指すべきであると指摘している。これまで市場原理主義に批判的だった人にとってこの指摘は目新しくは無いと思う。ただ中谷さんのような立場の人が書くことによって、この指摘の意味合いは新しくなると思う。
日本社会は相当危機的状況にあると思う。この手の本が10万部を越すベストセラーになることがそれを物語っている。
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