ウランバートル市郊外にある最終処分場を見てきました。
( オランギーンエンゲンル処分場 今年3月にオープン 市内廃棄物の90%を受入 )
モンゴルの廃棄物処理(一般・産廃)は中間処理されることなく直接最終処分場に埋め立てられています。各家庭や事業所から排出される廃棄物は分別収集ではなく、すべてごちゃまぜの状態で収集され、そのまま処分場にダンピングされています。ウランバートル市内で発生する廃棄物は1000t/1日ほどとのことです。
処分場には有価物を回収して生計を立てているウエイスト・ピッカー(WP)と呼ばれる人たちがいます。市はWPを管理していて、各人にIDカードが発行し、公的サービスを受けられるようにしています。今日見学した処分場には65名のWPがいるそうです。しかし、当然のことながら衛生状態は最悪で、明らかに健康被害がおこることが予想されます。
日本でも路上生活者が、空き缶やペットボトルなどの有価物を回収し生計の足しにしているさまを見かけます。住む家がないというだけでも健康上おおきな問題だと思います。環境問題をたどっていくと必ずどこかで貧困問題にであいます。それはすごく大きな社会問題であり、市民一人一人が真剣に向き合わなくてはいけないことだと思います。
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