2009年8月8日土曜日

変化する、ということ

久し振りの日経ビジネス。現地定期購読を始めました☆


( 日経ビジネス : 2009.08.03 )

特集は、温暖化の影響を逆手にとるビジネス手法。といっても排出権取引ではなく、衣食住といった、もっと私たちの生活に身近なお話。

日本での気温上昇は100年間でおよそ2℃。当然、自然を相手とする農業や漁業には大きな影響がでる。そこで、これまでとは別な品種や、そもそも生産できなかった果物が生産可能になるなど、食の変化が根っこのところから起き始めているらしい。

衣類や住まいに関しても同様。気候の変化により、私たちのニーズは変化し、新たに市場は生まれる。


ふと、『風の谷のナウシカ』の話を思い出す。人類の活動により変化した環境。そしてその環境に適応した人類。その変化した環境が自然の治癒力により、過去の本来の状態に戻ろうとすると、人類はその元々の環境に適応できなく絶えてしまう。

人間にとって変化は不可逆的であるという怖い話。


国土の砂漠化や水没してしまうリスクを抱える国々とっては、この変化は悪いものだろう。だからどんなビジネスが生まれようと社会の進化とはいえない。そこを見極めていかないと、変化の不可逆性に完全にのまれてしまうことになると思う。

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