今週の日経ビジネスです。幸福度の数値化に関する興味深い記事がありました。
( 日経ビジネス : 2009.08.10-17 )
経済成長による幸福の実現に限界を感じ、GDPではなく、GNH(Gross National Happines:国民総幸福)を理念に掲げ国政を営んできたブータン。そのブータンが今度はGNHを指標化し、それがまた世界に影響を与えているらしい。
指標化にあたっては9つの領域をそれぞれ72の項目に分類し、インタビューにより調査をしたようです。以下がその9つの領域。
・心理的幸福感
・生活水準
・健康
・環境
・地域の活力
・時間の使い方
・文化
・教育
・良い統治
なるほどなぁ、と思います。
それにしてもブータンの取り組みはすごい。国のトップが真剣に国民の幸福を思い、その実現に向けて国を挙げ本気で努力する。それだけでブータンの国民は幸せである、といえる気がしないでもない。
幸福の指標化。我が国が研究すべきはその手法ではなく、理念とそこに至る過程だと思う。総選挙を前に、良い刺激となる内容だった。
そうそう!
返信削除僕も大学時代に病んだとき、
何のために自分は生きているのだろうか?
と考えたことがありました。
そのとき初めてGNHのブータンを知り、
それからブータンを訪れようと考えたのですが、
ビザ、お金、時間の問題でまだ行けていません。
しのっちのお勧めしてくれた「国をつくるという仕事」
早速アマゾンで購入しました。
楽しみや。
banchoさん。そしたら帰国後に一緒に行きましょう。お金は坂本YUJIさんが負担してくれるそうです!「国をつくるという仕事」はほんとお勧めだよ~。世銀批判とは関係なく読んでもらいたい一冊です。
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