2009年8月21日金曜日

UB廃棄物マスタープラン①

現在、ウランバートルは2020年を目標としたマスタープランに沿って廃棄物管理計画を進めています。

MPの目標は『ウランバートル市に環境保全と調和する廃棄物管理システムを確立する』ことで、基本行動計画として3Rの推進が掲げられています。私の役割も、この3R推進のための環境教育と位置付けられています。

現在、市内で発生するごみの量(一般廃棄物)は、

夏季:200t/day
冬季:520t/day (2006年統計)(人口90万:都市部50万 ゲル地区40万)

で、特徴として

・プラスチック、紙のごみが多い(全体の30%強)
・冬季は灰(暖房灰)が、特にゲル地区で多く、ごみの量が夏季の2倍以上になる

ということが挙げられます。これらのごみは一部有価物が回収される(全体の1~2%)ものの、中間処理されること無く、すべて埋立て処分されています。

埋立地においては季節の変わり目に起こる強風により、灰やプラスチック、紙ごみの飛散が激しく、市街地にまで深刻な影響を与えています。

今後政府の定住化政策により、ゲル地区の人口が減少し、灰ごみの量は減少するとの予測です。しかし逆に都市部においては経済成長により、プラスチック、紙ごみの量が増加するとの予測から、3Rの推進が課題となっています。

0 件のコメント:

コメントを投稿