2009年10月20日火曜日

『働き方革命』

今日の1冊。ここ最近ブログで話題にしている社会起業家、駒崎氏の『働き方革命』。


( 駒崎弘樹 『働き方革命』 ちくま新書 )

働き方を変える。もっとゆとりのある働き方に。そうすると自分も周りも良い方向に変化していく。日々の仕事で忙しい多くの日本人にとっては、それが出来たら苦労しない、と一喝して終わる話かも知れない。けど、最初から無理と決め付けないで、やってみたら案外出来るのかも知れない。本書で紹介されている駒崎氏の試行錯誤を読むと何だか勇気付けられる。

それにしても日本人はよく働いていると思う。けどその割には豊かさを感じられない。それどころか社会はどんどんぎすぎすしてきている。生活を豊かにするための仕事が、いつの間にか生活を犠牲にしてする仕事に摩り替わっていることがよくある。もしくは生活のために仕事を辞めざるを得ない状況に追い込まれることもよく起こる。それって本当に残念だ。

働き方の問題。日本が抱える一番の問題は、環境問題でも少子高齢化問題でもなく、一人一人の働くことに対する意識の問題なのかもしれない。本書を読んでそう感じた。

2 件のコメント:

  1. いつも感慨深く、たのしく拝読させていただいています。
    体調はいかがですか?

    すっかり日没後の氷点下が定着してきてしまい、体の「冷え」には要注意な長い冬の到来を実感する今日この頃です。

    日本人の場合は、「ゆるゆる」って思うくらいがちょうどよいのでしょうか?
    モンゴル人と一緒にいると、もっとがんばろーよー、ってことが多々ありますが、彼らの悠々自適などうどうとした態度に、「人間、ああ生きれたら、ハッピーだろうなぁ」なんて思う今日この頃です。

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  2. コメントありがとうございます!体調の方はだいぶ良くなりました。

    モンゴルにいると国民性の違いを大きく感じますね。そして日本人は本当に勤勉だなぁ、と思います。おそらく日本人にとって「ゆるゆる」は耐えられない環境だと思います。なので「ゆるゆる」ではなく、決まった時間の中で最高のパフォーマンスをし、それ以外の時間を「ゆるく」することが日本人には向いているのかなぁ、と思います。

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