2009年11月11日水曜日

新刊書のリサイクルは悲しい

ちょっと前の日経ビジネス。返本制度についての記事。



日本では再販制度のため本は定価販売されている。そして売れ残った本は値下げ販売できないかわりに出版社へ返本することができる。

で、この売れ残った本=返本される本の割合は全体の40%程。返本された本は、上質なリサイクル紙として市場で取引されるらしい。省エネの視点から考えるとすごく無駄なエネルギーを消費していると思う。

なぜ本の業界に市場原理は導入されないのだろうか。ブックオフのような巨大な中古書店チェーンが成長しているいま、再販制度はどれだけ意味があるのだろうか。商店街にある地域の書店の保護や、文芸文化の保護といった言い分は分からなくないが、出版された本の半分近くがそのまま資源リサイクルされることを考えると、制度の根本的な見直しが必要だと思う。

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