2010年1月1日金曜日

『社員をサーフィンに行かせよう』

明けましておめでとうございます。モンゴルでは新年を迎えた、という感じはあまりしませんが、今年もよろしくお願い致します。初詣にガンダン寺いってきました。年始から結構たくさんの人がいて驚きました。

今年最初の今日の1冊。パタゴニア創業者イヴォン・シュイナード氏に経営本『社員をサーフィンに行かせよう』です。


( イヴォン・シュイナード 森摂訳『 社員をサーフィンに行かせよう 』東洋経済 )

社員をサーフィンに行かせよう。とはまさにそのままで、パタゴニアの社員はいつでも好きなときにサーフィンだろうがクライミングだろうが自分の好きなスポーツに出かけていいようです。そうすることにより社員の自己管理能力や、スポーツに対する知識が磨かれ、結果としてビジネスにプラスになるとのこと。アウトドア専門メーカーであるパタゴニアならではの経営だと思う。

それよりも本書で驚かされたのは、パタゴニアの環境問題に対する取り組む姿勢。パタゴニアは企業は誰のものか、という問いに対して「地球環境」という明確な答えを持つ。そしてビジネスを環境問題を改善するための方法として選択し、徹底して実践している。この本を読むと、パタゴニアは単なるアウトドアメーカーではなく、環境問題に対するトップランナーだと言うことがよく分かる。すごい企業だ。

私自身、衣料の環境に対するインパクトをすごく軽視していたことに気付かされた。オーガニック・コットンに対する意識や、クリーニングが与える影響などは気にはしていたが、Tシャツのプリント一つに対する環境影響については無知だった。衣料という最も身近な必需品だからこそ真剣に考えなくてはいけないはずなのに。環境教育隊員として恥ずかしいです。

知ったからには行動しなければならない。少しでも賢い消費者となるように、私もアクションを始めます。

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