今年の冬は例年以上に厳しいらしく、ゾドと呼ばれる冷雪害が各地から報告されています。
( UB POST : 19th JAN 2010 )
モンゴル全土で全家畜の約17%にあたる450,000頭以上の家畜が死亡したようです。原因は家畜の飼料である牧草地が雪に覆われることにあります(積雪は20~120cmほど)。特にモンゴル北部の地域の被害が深刻で、全家畜被害の90%近くを占めます。家畜と共生する遊牧民にとっては生命線に関わる出来事です。家畜飼料供給等の政府レベルの緊急支援も始まっています。
昨年の夏は深刻な旱魃を経験し、そして今年の冬は深刻なゾド。モンゴルの自然環境の厳しさを改めて痛感します。このような環境の中でも生きる遊牧民の逞しさに深い敬意を抱きます。同時に、地球環境問題の不可逆的な進行の足音を聞き恐ろしさをおぼます。
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