2010年4月16日金曜日

草食系男子の生きかた

草食系男子。ちょっと古くなってしまったコンセプトかと思ったらそうでもないらしい。草食系男子は主夫をしたらいいという記事を読んだ。今週の日経ビジネス。


( 日経ビジネス:2010.3.29 )

新卒男性社員に覇気が感じられない。女性の方が仕事と将来に対する明確なビジョンを持っている。だから草食系男子は専業主夫を目指してもいい。というのは主婦業を無視した短絡的な考えだと思う。けど、働き方に対する価値観の変化はあったほうがいいと思う。

問題は、なぜ覇気が感じられない男性が増えたかということ。答えの一つは女性の社会進出が増え、能力的に劣る男性がいじけてしまったことだと思う。あとは管理職層に圧倒的におっさんが多いということか。なりたくない自分の先を見てしまうのだろう。だからこの問題はもう少し長引く気がする。

私自身は結構積極的にいわゆる専業主夫の道を目指そうとしている。けど草食系かと言われたらいまはそんな気はしない。そこは合理的に役割分担だと思っている。つまりパートナーとよく話し、どうお互いのライフビジョンを実現していくかという実務的な問題処理の結果でもある。そういうのが草食系と言われたらそれまでだが。

自分のことで申し訳ないが、パートナーとの対話が働き方の多様性を広げる方法だと思っている。もっと広げていうと、男女間で働き方について積極的に議論されるべきだと思う。これは案外されているようでされていないのが現実だと思う。よくシンポジウムで男女のパネラー同士での議論はあるが、あれは大抵フェミニストの議論展開にすぎない。もっとあらゆる層での対話が必要。

ちょっと具体的でない理想論に走りすぎた。どうでもいい話なのだが、6,7年前に自らを豪食系と名乗るグループと知り合った。彼ら彼女らは相当時代を先取りしたコンセプトを発明していたのだと、いまさらながら感心している。

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