2010年4月19日月曜日

『カシオペアの丘で』

最近は寝ても疲れます。身体の異変を感じますね。日本にいた時のようにジムに通って泳ぎたいです。週末は読書。重松さんの重松さんらしい一冊。『カシオペアの丘で』。


( 重松清『 カシオペアの丘で 』講談社 )

繰り返しになるけど重松さんらしい一冊。登場人物たちの苦悩、葛藤、変化、成長が優しく暖かいタッチで描かれている。涙もろいひとは泣けるし、そうでない人もきっとじぃんとくるものがあるんだろうな。読み手にカタルシスを与えることに関しては本当に上手い作家だと思う。

今作を読みながら自分の故郷のことをとても意識した。故郷と一緒に、幼馴染だった友達のことも。その友達の一人はブログを書いていて、よく地元にいることを小さな幸せの一つとしてカウントしている。地元にいて、子どものころから知っている友人たちとたまに会って馬鹿話をする。それってすごく幸せなことだ。

高校を卒業してから転々として、地元に帰ることが少なくなってしまった。でも常に心のよりどころとしている。ならもっと大切にしなければいけないな。そう思った。

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