今日の一冊。石黒教授のロボット本。相変わらず想像力を強烈に刺激される内容です。まだまだ世間の認知が追いついていない感じがするのは残念だけど、近い将来には予言書として語り継がれるような気さえします。
人間とは何か。アンドロイド手段とするアプローチと、そこで確認された結果から飛躍する想像力のダイナミズムがどんなフィクションよりもスリリングで読み物として最高に面白い。
今回は「男」と「女」の違いに関する考察が新たに盛られていてそれも興味深かった。また「テレノイド」という新たなインターフェイスの登場を知り、ちょっと先の未来が楽しみになった。
本書を読んで石黒教授と福岡伸一さんの対談が実現したら面白いと思った。生命の状態である「動的平衡」と、人間よりも人間らしい「アンドロイド」の存在から、どのような議論が始まるのか興味が尽きない。
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