『体制維新−大阪都』はリーダーシップ論としても参考になる一冊だと思う。
以下、橋下市長の「決定」基準について、本文より抜粋。
①原則は行政的な論理に勝っている方を選択する
②論理的に五分五分ということになれば、僕が政治的に選択する。これは感覚ですね。
③行政的論理に負けていても、これはというものは、政治決定で選択する。このときは行政マンのプライドを尊重するためにも、論理としては行政の言い分が勝っていること、僕の論理が負けていることをしっかりと認めます。しかし、自分の政治的な思い、あるべき論から、敢えてそれを選択したということをしっかりと説く。
本書でも述べられているが、醍醐味は②と③。ここにリーダーシップの発揮がみてとれる。特に③。相手の(行政的)論理が勝っていることを認めながらも、それでも自身の思いやビジョンに照らし合わせて違う決定をする。
①②の決定はできても③ができないリーダーと呼ばれる人は結構いる。この③の決定を出来るか否かが、リーダーシップ有無なのだと思う。
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