2012年3月11日日曜日

ALWAYS三丁目の夕日'64

今日の映画。封切りから2ヶ月近くたってようやく見れた「ALWAYS三丁目の夕日64」。よかったです。

舞台は私が生まれる13年前の東京。比較的記憶力のいい(と思われる)私ですが、スクリーンで再現された景色は全く見覚えがありません。ほんの10数年という時間なのに、その変化は本当に驚異的です。

吉岡秀隆演じる茶川さんが半分道楽で営む駄菓子屋さん。80年代までは私の実家の近所にもたくさん有りました。こども達が付けた名前が面白くて「へっこみや」「でっぱりや」「とうふや」「しぶじぃ」「はまだ」などなど。それと何故か店主はみんな「じじ」「ばば」だった。

駄菓子屋はこども達のたまり場で、メンコやシール、スーパーボールなど、駄菓子以外のしょうもないものをいっぱい買ったものです。

私が中学生になった90年代はじめには、それらの駄菓子屋も風で吹き飛ばされたかのように一瞬にして無くなり。駐車場だの、普通の一戸建てなどに姿を変えました。でも代わりにコンビニができたので寂しくはありませんでした。

いま考えると、駄菓子屋の閉店とともに子ども達にとってのALWAYSは終わったのかな、という気もします。

あの時はよかったと思うときもあれば、今のほうがずっといいと思うときもある。私は自分の都合のいいように時代の変化を解釈して納得しようとしてしまします。映画をみてそんなことを思いました。

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