(朝日新聞朝刊:H24.7.30)
山口県知事選は自民・公明の支持を受けた山本繁太郎氏が当選。脱原発・自然エネ推進を掲げる飯田さんは2位に敗れた。投票率は45%。
男女世代別の投票行動が興味深い結果となっている。女性は70歳以上を除いてその世代も僅差。男性はどの世代も山本氏がリードしている。中でも男性20代はダブルスコア近い差で山本氏に投票している。
若い男性に脱原発を支持しない人が多い。別の調査でも同じ結果が出ていると聞いたことがある。男性20代は独身が多く、子どもがいないからだろうか。不況だし、原発のような巨大産業があれば安定した雇用が得られるチャンスが増えると考えているからだろうか。
また70歳以上の女性もダブルスコア近い差がついている。高齢者層が保守化するのは分かるが、60代女性が飯田氏に多く投票しているのを見ると、この10年の違いは興味深い。
これから超高齢社会になっていくなかで、若者と高齢者が同じ投票行動をとることは面白い結果だと思う。明らかに利害は一致しないだろうに。これからすべての選挙結果は男女世代別投票行動で見てみたいと思う。
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