2014.9.7 東京新聞 朝刊
日本は欧米と比べると経済格差の拡大についての抗議や議論が少ない。その通りだと思う。
思うに、日本では収入が少なくても「幸福」を実感できる生活の選択肢が多いのではないか?『年収300万時代を生き抜く経済学』にはじまり、『減速して生きる』『絶望の国の幸福な若者たち』に書かれているようなコンサマトリー化、SNSや「シェアハウス」のような新しいコミュニティーがポジティヴに取り上げられることによって、幸せの多様化が定着してきているのだと思う。
これって経済格差が拡大している社会にとってはとても都合のいいカウンターカルチャーだと思う。良し悪しは別にして。
経済格差の拡大と幸せの多様化はセットのようなもの。そんな気がしてならない。
0 件のコメント:
コメントを投稿