2017年1月14日土曜日

よろこびの歌


宮下奈都さんの小説。バトンリレー形式で紡ぐ、女子高校生たちの青春物語です。リズム感のある文章で読みやすく、物語が進むごとにじわりと胸が暖まって来ました。

「誰かのどこかに揺すぶられるものがある」

僕が物語を読むのは、僕の中に「揺すぶられるもの」が残っているのか、それを確認するためなのかも知れない。

読んで感動してばかみたいに泣いて。自分でもどうかしていると思うのですが、どうしても涙が溢れてしまうのです。でもそれが僕の「揺すぶられるもの」なんだと思うと何だか安心できました。


0 件のコメント:

コメントを投稿