2019年5月20日月曜日

The Jesus And Mery Chain @新木場SC



ジザメリ@新木場。期待を遥かに上回る素晴らしいライブだった。僕にとってジザメリは、生涯ベスト10に入るくらい好きなバンドなので、この日をとても楽しみにしていた。同時に、過去のバンド的な固定評価もあるバンドなので、現役感を感じられないライブだったら嫌だなぁという不安もあった。

今回の来日は新譜のツアーでないので、セットリストは過去のアルバムからある程度満遍なく配置されたものだった。予め直近のセトリを参照していたので、聴きたい曲が入ってなかったり、別に聴けなくてもいい曲があったりは分かっていたのだけど、ライブが始まるとそんなことはどうでもいいくらい、これが正解と思える選曲と配置だった。

ジザメリと言えば、気軽に友だちに勧められないくらい、耳をつんざくノイズが特徴なのだけど、ライブで体験するそれは全く不快ではなく、音に包まれる心地よい陶酔をもたらしてくれる。そして何より、僕がジザメリが好きで好きでどうしようもない理由は、破壊的ともいえる凶暴な音像のなかに、身体の奥底から踊ることを促す甘美なグルーヴがあることだ。

この日は、そんなジザメリの醍醐味が120%詰まった、ファンにとってこの上なく最高のライブとなった。自分でもどうかしていると思うのだか、中盤くらいにかかったBetween Planetsから泣けてきてどうしようもなかった。

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