本作で、一番印象に残ったのは、主人公に密かに思いを寄せる職場の同僚が、主人公に近付こうとFFを買ってプレイし始めるシーン。好きな人の「好き」を知りたい気持ちにとても共感を持ったし、この気持ちはコミュニケーションの原点なんじゃないかなと思っています。
おそらく誰だって自分の好きなものに興味を持ってもらえたら嬉しいし、それがきっかけで出会いが繋がったり、世界が広がったりすることは、きっと多くの人が体験しているんじゃないかと思う。僕は特にその気持ちが強くて、人から勧められたものや、相手が話題にしていることは、必ずと言っていいほど自分でも体験するようにしている。
だから、映画の中でそんな場面に出くわして、同僚の気持ちに「そうだよね」って思ったし、これって何気なく描かれているけど、実はとっても大切なことだよねって切に心に響いてきた。鑑賞後に、この気持ちに改めて気付けて、素通りしなくて本当によかったと思う作品だった。
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