2022年6月24日金曜日

ハケンアニメ

久し振りの映画レビュー。作品はハケンアニメ。そこそこ原作に忠実に、適度にメリハリを付けながら最後までテンポ良く駆け抜けた、見る者を飽きさせない作品だった。特に、アニメシーンの「アニメ感」が素晴らしく、原作に良い意味で補い、新たな魅力を付加したように思う。
僕が本作で感じた一番のテーマは「一生懸命働くことの素晴らしさ」だったと思う。どんなに大変な仕事でも、誠意を尽くして一生懸命に取り組めば、自分自身を成長させることができる。そしてその仕事に取り組む姿勢は、周囲を巻き込んでポジティブなエネルギーとなって自分に返ってくる。そんなことが伝わってくる内容だった。
最初は、覇権を派遣と勘違いしていて、アニメ業界で働く派遣スタッフのお話かと思った。僕のパートナーも同じように思っていたので、もしかしたら他にもそういう勘違いをしている人が多くいるかも知れない。もちろん作品は派遣の話ではない。アニメ業界を舞台とした「仕事」と、アニメが人の人生を変える可能性を見せつけた作品だった。


0 件のコメント:

コメントを投稿