2009年4月1日水曜日

ロックは百年に一度の不況に言いたいことはあるのか?

毎月一日はロッキン・オンの発売日。途中やめたりしたけれど8年くらい購読しています。


( rockin'on : 2009/05 )

今月号のリアムのインタビューはよかった。サバサバしていてかっこよかった。先日のライブでオアシスの風格にしびれたのだけど、それはリアムの態度から感じたんだなぁと思う。

他の記事とか読んでいて、ふと、そういえばこの"百年に一度の不況"について何かメッセージを発しているアーティストっていないな、と思った。イラク戦争や大統領選挙のときは、多数のアーティストがそのことを作品でうったえていたし、求められなくてもメッセージを発信しまくっていた。世の中おかしな方向にむかっているぞ、ってすごい情報量だった。

けど、サブプライム後の大不況に関してはそういう状況ではない。むしろそのことについて何か発信することを積極的に避けている感じがする。何か言ったとしても、不況だね、程度。

問題のコアが分かりにくいこと、直接的に出来ることが少ないこと、批判する対象が大きく、ぼんやりとしていること。イラク戦争や大統領選のときと比べてそこらへんがだいぶ違う。図式化できないことに対してアクトすることは難しいのだろうか。

基本的にアーティストは良質な音楽をつくることが最も大切だと思っています。なので、ここ最近のアーティストの政治的活動やそれに近いことに関しては、すごい意識の高さだなぁと感心していました。

世の中の雰囲気はまだまだ問題だらけで、今も少しづつ悪くなっている気がしないでもないです。好きなアーティストと音楽以外で共感できることはすごく嬉しいので、個人的にはどんどん前にでてきてもらいたいです。

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