村上龍さんの最新エッセイ『無趣味のすすめ』を読みました。
( 村上龍 『 無趣味のすすめ 』幻冬舎 )
「無趣味のすすめ」というタイトルだが、別に無趣味をすすめている内容ではなかった。むしろ「仕事のすすめ」というタイトルのほうが内容的にはあっている気がする。
本の装丁が無駄なく、とてもシンプルに感じる。読後の印象も、これまでの龍さんエッセイ同様に無駄なくさっぱりとした感じだった。曖昧さが一切排除されていて、言いたいことをそのまま言っている。こういう風に書きたいなぁ、と思う文章だった。
龍さんのものごとの考え方、捉え方が面白くて一気に読めてしまう。エンパワーメントされるとかではなくて、純粋に好奇心を満たしてくれるエッセイだと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿