今日の一冊。強烈におもしろい本でした。
( 大門剛明 『雪冤』 角川書店 )
帯にあるように、死刑制度に正面から取り組んだシリアスな作品でした。特に前半部分では、死刑制度にまつわる議論が分かりやすく詳述されていて、下手な論文を読むより参考になると思ってしまった。
日本でも、つい先日裁判員制度が始まったこともあり、タイムリーな内容だったと思う。特に、民主主義国家において死刑を行うことは国民一人一人が向き合い考えなければならない、という件は、真摯なメッセージとしてこの本の全体から伝わってきた。まさにその通りだと思う。
中盤以降の謎解きも非常にスリリングで、横溝正史ミステリ大賞受賞が納得のいく作品だった。
追伸:今日はボランティア語れ場?に参加してきました。テーマはLOVE。面白かったです☆
企画してくれたT君、S君どうもありがとう!訓練所でこういう場はすごく需要があるのではないかと思います。また機会をみつけやりましょう!
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