久し振りの東京は、すっかり夏のにおいがします。金曜の夜は賑やかでした。
( 重松清 『かあちゃん』 講談社 )
今朝、重松さんの新刊をいっきに読みました。一つ一つの章がドラマとなってつながる重松さんらしい作品でした。
帯にある「母と子の物語」というよりは、人が自身と向き合うことの葛藤と、その過程を経てのこころの成長を描いた物語だった気がする。
たとえそれがマイナスな出来事であっても、人が成長する理由としてはマイナスにはならないこと。このことは重松さんの著作に共通するメッセージのような気がする。前向きになれる力をもった素晴らしい一冊だと思う。
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