2009年9月17日木曜日

考える人材

今週の日経ビジネス。考える人材についての記事。


( 日経ビジネス:2009.09.14 )

低迷している外食産業の中で、好調を維持している餃子の王将。その秘訣は店舗に任された大幅な裁量権にあるらしい。

現場のことは現場が一番よく知っている。だからこそ現場の知恵を何より尊重し、基本的なこと以外は現場の自由に任せている。けど、このこと自体は取り立てて珍しいことでは無いように思う。それでも上手くいっているのは、やはり現場に「考える人材」がいるということなのだろうか。

参考になったのは、考えることと結果のコピーは違う、ということ。餃子の王将では、他の店舗の成功体験を真似することは、あくまでも借り物の体験であるとしている。恐らくここに現代における考えることの本質が隠れている。

今は有名なった「高速道路論」も本質的に同じことをいっている。情報が整備され、誰でも高速道路を走るようにある一定のレベルまでたどり着くことができるようになった。しかし、高速道を抜け出たところでは大渋滞が待ち構えている。

そしてこの渋滞を抜け出る力こそが考える力であり、その力を備えた人材を考える人材ということなのだろう。

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