2009年10月21日水曜日

東京

だいぶ復調してきました。今週の日経ビジネス。都民にとっては気になる記事。


( 日経ビジネス : 2009.10.12 )

今回の五輪招致失敗は、色褪せつつある東京の存在感を象徴する出来事という内容です。私は落選したことに対してはそれでよかったと考えています。オリンピックに頼るような活性化では東京は魅力的な街に発展していかないと思います。

東京に生まれ、30年近く生活してきて感じることは、東京はどんどん没個性的な街になってしまっているということ。流行り廃れが一瞬にして通り過ぎる。だから伝統や文化との刺激的な接触は少ないし、地に根ざした新しいものが生まれてこない。メディアとしての機能は優秀だが、コンテンツが育たない環境になってしまっている。

勿論、コンテンツの創造は地方に譲り、東京はそれを消費する場であっても良いのかも知れない。若い世代を中心に、地域活性化が社会的な胎動として感じられるいま、それはむしろ自然な役割分担だとも思う。けど、生まれも育ちも東京都民からすると、それではやはり少し寂しい。地元っ子の一人として、この晴れない気持ちを何とかしたい想いが募ります。

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