2009年10月23日金曜日

『マイクロソフトでは出会えなかった天職』

今日の1冊。マイクロソフトを辞め、世界中の子供たちに教育の機会を届ける仕事を始めた起業家の物語り。


( ジョン・ウッド 『 マイクロソフトでは出会えなかった天職 』 ランダムハウス講談社 )

以前に紹介したこともある Room to Read が誕生するまでと、その活動、そして創設者の想いが詰まった一冊です。

この本を読むと、NPO=ただの慈善団体、では無い、ということがはっきり分かります。説明責任をはっきりと意識した活動。ボランティアではなく、現地の人の参加と協力を前提とした活動モデルの構築。具体的な数字に基づく活動展開。アクティブな資金調達能力。そして社会を良くしたいという熱いミッションと行動力。NPOに携わる人にとってとても参考になる内容だと思う。

原文のタイトルは「Leaving Microsoft to Change the World」。翻訳では「天職」という言葉を使っているが、なるほどと思う。毎日仕事に行くのが楽しくてたまらない。この仕事が本当に好きで好きで仕方のない様子が隅々から伝わってくる。それって最高に幸せなことなんだと思う。Room to Read の素晴らしい事業のほうに関心が向かいがちだけど、自分にとっての「仕事」とは何か、について考えるきっかけも与えてくれる内容だと思う。

2 件のコメント:

  1. オリジナル送る~~って言いましたが、既に読まれちゃいましたかw
    じゃあオリジナルはDecoに寄贈しますか。
    片づけ過ぎて本棚が寂しくなっていたので。


    それにしても、何故に帯のコメントがクルム伊達(笑)

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  2. あ~、でも原書も読んでみたいけどね。アドレス教えるから送ってー☆

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