2009年11月6日金曜日

☆の数だけよいのだろうか?

今週の日経ビジネス。ミシュランガイドの「京都・大阪版2010」が刊行されたらしい。ちなみに東京版は2007年に出ている。


( 日経ビジネス : 2009.11.02 )

ミシュランガイドに紹介されているお店で食事をしたことはないです。なので本来は審議することもできないのですが、日本の豊かな食文化を☆の数で表すのは間違いなんじゃないかと思ってます。料理人にとってこの手の権威から評価を得ることはとても価値あることなのは分かるのですが。

個人的に役立っている☆評価はアマゾンのユーザーレビュー。責任を持たない素人が率直な意見を述べているので参考になる。また個人的な思い入れも多いのが特徴。共感や反感を覚えるので読んでいて楽しかったりもする。アマゾンに限らず、(私もそうですが)個人のブログでレビューしている人は本当に増えたと思う。そしてこれはいい傾向だと思う。

群衆の知は多くの人が自由に発信することによって研磨される。そして読み手のリテラシーも同時に訓練される。極端かも知れないがレビューの世界は民主主義の先端をいっている。そこで生まれる権威は絶対的にならない。健全だと思う。世の中には色々な賞があるが、ネットの世界で認められるものは本当にすごいと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿